318 / 761

甘い生活…?☆4

小さいケーキばっかりだったけど、 晴臣さんは 10個・・・いや、20個は食べたと思う。 飲み物もオレンジジュースとかりんごジュースとか 甘いものばっかりで、見ているだけで 胸焼け&お腹いっぱいになってしまった僕は・・・ 6個でギブアップした。 (これでも頑張った方だと思う) 会計を済ませ、お店を出る。 急に呼び出したお詫びにと ここは晴臣さんが奢ってくれた。 『あー、旨かった♪』 『うん・・・』 『また行こうな♪』 『・・・・・・うん』 晴臣さんは、相変わらず上機嫌で、 新見さんと何かあったんじゃないかって 僕の杞憂は・・・どうやら取り越し苦労だったみたいだ。 『遊、つき合ってくれて、ありがと』 『ううん、僕の方こそ・・・ご馳走になっちゃって ありがとう』 『まぁ、俺は社会人だからな! 年下に奢るのは当然っつうか、気にすんなよ!』 お礼を言うと、晴臣さんは嬉しそうに笑う。 なんか子どもが大人ぶって自慢してるみたい・・・ とは 口が裂けても言えないけど やっぱり可愛いなぁ、晴臣さん。 それから、しばらく歩いて・・・ 晴臣さんが急に 足を止めた。 『あのさ・・悪いんだけどさ・・・もうちょっと・・・ 付き合ってもらってもいい?』 『え?』 今までの上機嫌はどこに? ───ってくらいの変わりように戸惑う。 え? 待って、待って? やっぱり・・・、 何か、あるの?

ともだちにシェアしよう!