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甘い生活…?☆20
* * * 晴臣・side * * *
この角を左に曲がったら・・・
・・・着いてしまう。
左に・・・
左に曲がっ・・・
って、
あれ・・・・・・?
何故か車は左に曲がらず直進。
少し走ったところで、逆方向の右へ曲がってしまった。
『ひ、英道??道・・違うっ!手前のとこ・・左・・』
『・・・・・・。』
『ひ、英道?道・・っ・・』
『ああ、分かってる。』
『え、分かって・・・・?え?』
『ん。少し つきあってくれ。』
『・・・・え?』
『悪いな。すぐに済むから。』
『・・あ・・・・、う、・・・うん・・・・・。』
寄り道・・・するんだ・・・
じゃあ、もうちょっと 一緒にいられる・・・
そう思うと、顔が勝手に にやける。
それを悟られたくなくて、また窓の外を向いて
必死に隠す。
そんな俺の行動は、英道にはお見通しらしく
くすっと笑う声が聞こえてきた。
『・・・・・・・・・////』
ああ、もー////
英道の用事ってなんだろ・・?!
でも───、
そんな事を考える間もなく、すぐに車は止まった。
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