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甘い生活…?☆34

* * * 晴臣・side * * * 『ハル・・・・』 『・・・ん・・・////』 おでこにキスが落とされて、覆い被さってきた英道に 強くギューッと抱きしめられた。 あ・・・ 英道も・・・ドキドキしてる・・・・ 英道の緊張が俺にも伝わってくる。 ───今日は、 きっと逃げられない。 逃げちゃいけない。 そんな気がした。 少し怖くて、逃げ出したくなる気持ちを押さえ 英道にされるがまま・・・じっとしていると、 英道が顔を上げて・・・困ったように笑った。 『はは・・・なんか、初めてみてーに・・・緊張する・・・』 『俺・・・は、初めてだよ・・・』 『そっか・・・そうだな・・。』 『うん・・・でも・・・』 『でも・・・・?』 『英道だから・・・・平気・・・』 『ハル・・・・』 『大丈夫・・・・だから・・・・』 大丈夫・・・・。 俺は・・英道が、好きなんだから。 離さない、逃がさない、 そんな強引だけど優しい英道の・・俺への想いに 応えたい。 『俺が、逃げても暴れても・・やめないで。』 英道はトラウマを抱えた俺に無理強いはしない。 俺が怯えたら すぐに やめてしまう。 そんな時・・・ 申し訳ない気持ちになると同時に ホッとする自分がいて・・・ いつまでも踏み出せない自分が 情けなくて歯がゆくて・・・ でも・・・ いつまでも それじゃダメなんだ・・・ 『ハル・・・・』 俺に必要なのは、きっかけと勇気。 覚悟を決めて、自分から英道に抱きついて、 英道の唇に唇を押し当てた。

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