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甘い生活…?☆54

* * * 遊・side * * * で、でも、助かった・・・・。 お弁当があれば 1人で買い物に行かなくて済む・・・・ ん・・・・・・・? あれ? 僕、なにか忘れてる・・・・ ・・・・・・・・・・・・んー? ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・あ。 『あー!晃くんっっ!!』 そーだ!晃くんっっ!! 部屋に1人で置いて来ちゃったんだった・・・・! 慌てて、部屋に戻る。 ドアを開けると、僕をなんとか追いかけようとしたのか、晃くんはベッドから落ちて、床の上で力尽きていた。 『 晃くんっっ!!』 『・・・うぅ・・・ゆ・・・う・・・?』 『大丈夫?・・・平気??』 『うぐぐ・・・て、てん・・ちょ・・・は・・・・』 『薫さんは 帰ったよ・・・。 晃くん、頑張ったからって、 すごく豪華なお弁当 持ってきてくれたんだよ。』 『ご・・・かな・・べん・・・とう・・・・』 『うん。えっと・・・あとね? 2・3日、バイトも休んでいいって。』 『・・・・・・・・・・・え。 ・・・それ、ホントに俺の知ってる店長・・・? 別の人じゃなくて?』 『あはは。薫さんだったよ?』 『そっか・・・・・いてて・・・』 『あ、晃くん。横になろ?』 『・・・うん・・・・』 なんとか あんまり痛くないように注意しながら じわじわ立ち上がってもらって ベッドに向かうと 『・・・・・・・・・・・ん?』 何か見慣れない物が置いてあるのが見えた。 なんだろう・・・。 薫さん・・・・が持ってきたのかな? とりあえず、先に晃くんを寝かせてから、 手に取って見ると、それは・・・・ コルセット。 やっぱり薫さんだ。 薫さん、 心配して様子を見に来たんなら、 素直に心配すればいいのに・・・・。 変な人・・・。 でも・・・・・・・薫さんが下僕・・・・いや、 慕ってる人が やたら多いのは、 冷たくて酷いのかと思いきや、 思いがけず優しかったり、仲間想いだったり なんだかよく分からない不思議な魅力・・・・ みたいなのに惹かれちゃうから・・ なのかもなぁ・・・ なんて、妙に納得した僕だった。 ───って、僕は惹かれたりなんかしないけど。 晃くんに意地悪する人に 魅力なんて これっぽっちも感じないもん。

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