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贅沢な悩み☆3

*** 晃・side *** 新見さんに続いて、玄関に入ると・・晴臣さんが 出迎えてくれた。 いつものように明るい色のパーカーとGパンという 出で立ちなんだけど。 『いらっしゃい。』 『あ、おじゃまします・・・。』 あれ? なんか・・・・雰囲気 違う? なんだか、艶っぽいというか 妙な色気が・・・ え?色気? ───って事は、もしかして!? もしかして、もしかすると・・・なのか!? つい、いけない妄想をしてしまい・・・、 思わずジーっと見つめていると、その視線に気づいた晴臣さんが怪訝な表情になった。 『・・・・・・なに?』 『あ、いや・・・・』 あ、やっぱ色気、半端ない。 わー、スゲーな。 ・・・分っかりやすっ!! 『ね。晃くん・・・』 どうやら遊にも分かったらしい。 俺の服の袖を、くいくい 引っ張ってきて それから、意味ありげに微笑んだ。 『・・・だよな。』 『・・・だよね?』 『───???なんだよ、さっきから』 ・・・本人に自覚は ないらしい。 とりあえず、 大人の仲間入りをした晴臣さんに お祝いを言わなければ。 『晴臣さん、おめでとー。』 『おめでとー♪』 『は・・・・?』 『大人になったんでしょ?』 『・・・・・っ・・/////!?』 『よかったね。』 『な、なにが!? /////』 『大人の仲間入り出来て♡』 『な・・///!?・・ななな何言って・・・』 真っ赤になって、シドロモドロになって ごまかそうとする晴臣さんだけど、 バレバレだから。 その様子を 横で見ていた新見さんも苦笑い。 『つーか、そろそろ、中 入れよ。』 と、促され気づく。 あ。 ここ、まだ玄関だった。

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