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贅沢な悩み☆7

* * * 晃・side * * * タルトを食べつつ 店長にもらった遊園地の無料券の話をしてみた。 『○○ランド~?・・・あー、そうだな。 車で・・・2時間半ってとこかな。』 『車で2時間半・・・・・やっぱ、遠いですね・・・』 『いや俺は全然 平気だ。いつにする?』 『え!?いいんですか!?』 『うん。 2人にはいつも何かと世話になってるしな。 お礼も兼ねて、車くらい出すよ。』 『ありがとうございます!やったぁ遊!』 『あ、ありがとうございます。』 なんか、あっさり 遊園地行きが決まった。 『ハル、聞いてるか?』 『ん?・・・・・・なに?』 ケーキに夢中で話を聞いてなかったらしい。 キョトンとこちらを見る。 『○○ランド行くぞ~、4人で。』 『え・・・!マジ!?』 やったー!と子供みたいに はしゃいで 隣の遊とハイタッチ。 日取りもすぐに決めて、 遠いから朝早めに出発する事にして・・・ 俺たちの移動が大変だろうからって 前日から2人のマンションに泊まる って事で話は落ち着いた。 『僕、遊園地 初めてなんだ~。楽しみ!』 と、遊はものすごく喜んでいる。 『え?修学旅行とかで行ってないの?』 『うん。中学はそういう所に行かなかったし 高校はスキー研修だったし。ね?』 と、俺を見る。 『そうそう。スキーかボードか選んで 3日間ひたすら滑ったね。』 『筋肉痛ガマンしながらね。』 『うへー。すごいハードだなー。 俺のは1日中 遊園地の日ってのがあったぞ? 人だらけで並ぶの大変だったけど楽しかった!』 『ふーん』 『へー、そうなんだぁ。』 『俺は行ってないなー。』 と、新見さんが呟いた。 『そうなの?なんで?』 『あ?めんどくせーから。 薫と当日ドタキャン?して もらってた小遣いで遊びまくった。』 『・・・・・・・・。』 『・・・・・・・・。』 『・・・・・・・・。』 『へ、へー。』 『そ、そうなんだ・・・』 『英道、不良・・・・・』 『ははは。 不良なんてかわいいモンじゃないって。』 ・・・・・・・・・・・・。 新見さん・・・・それ否定したいんなら とんでもない間違いおかしてるから。 不良かかわいいんならアナタは一体 なんなんですか・・・・ まあ、店長は間違いなく かわいくないワルだったに違いないだろうけど。 んー・・・・ 店長と新見さんか・・・ どんな高校生だったんだろ・・・。 高校生の店長・・・・・・ んー・・・・・・想像つかないな・・・・

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