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贅沢な悩み☆10

* * * 新見・side * * * 『英道~!晃と遊、もう駅に着くって~。』 ───お。 もう、そんな時間か。 『じゃあ、迎えにいってくるわ。』 『あ、ちょ・・・、その前に!これ、味 みて!』 小皿で差し出されたのは、肉じゃが。 晃と遊に食わせるんだ!と、張り切って 夕食を作っていたハル。 『──うん。うまいよ?』 『マジ?よかった~♪』 嬉しそうに、にっこり笑うハル。 あ・・・ヤベ。 かわいい。 思わず抱きしめて、キスしようとすると・・・ ハルに お玉で殴られた。 『・・・・・・おい(怒)何してんだっ//// 早く行けよ////!2人を待たすなって!』 悪態をつくハルだけど・・・ 顔が真っ赤になってて・・・やっぱり かわいい。 ヤベーな・・ やっぱりキス・・・しとくか。 今度は殴られないように素早くハルの両手を封じて 思う存分 キスを堪能して・・・ 『~~~・・・・・/////』 腰が砕けて、ヘナヘナとへたりこんだハルをそのままに 晃と遊を迎えに行くために家をでた。 ふふん♪ 俺に逆らおうなんて・・・100万年 早い。

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