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贅沢な悩み☆11
* * * 新見・side * * *
『こんばんは~。』
『おじゃましまーす。』
『ただいまー。』
晃と遊を連れて、戻ってくると・・・
ハルはリビングのソファーに座って
待っていた。
『・・・いらっしゃい。』
『?晴臣さん、どうしたの?』
『なんか顔赤いよ?』
『べ、別に・・・/////』
『はは、まだ腰ぬけてんのか。』
『な・・・っ!お前、言うなよっ///!』
『えー?なになに??』
『どしたの?なんか されたの?』
『うっさい!聞くな ///!晃!キラキラすんな!』
『えー。だってぇー。聞きたい!』
『うるさい!・・・言わないから・・』
『キスしただけだよ♪』
『な────っ///////!?ひ・・英道っ!!』
『へぇー、キス。』
『え?キス?キスで腰 砕けちゃったんだ。』
なんだ、キスか。って顔の晃と、
そっか、キスで。って顔の遊。
『うっさいな///! いーだろ別に!』
本気で照れてるハル。
くくっ、
おもしれー。
ずっと見ていたいけど、
せっかく作ったハルの料理が冷めるしな。
・・・腹もへったし。
『ハル。飯にしよう。お前、頑張ったんだろ?』
『はっ!・・・・そうだった!』
ハルが勢いよく立とうとして・・・、
またソファーに沈む。
『・・・手伝うよ。立てる?』
『立てるっ///! でも手伝って。』
『はは。はーい。』
『はいは~い!俺も手伝う~!!』
『晃は いいっ!』
『えー!なんでー?』
『お前、ジャマ!』
『えー!失礼な!』
『まあまあ・・・・』
騒ぎながら、キッチンへ向かう3人を見送りつつ
俺は思わず吹き出してしまう。
くっくっく
やっぱり、おもしれー。
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