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贅沢な悩み☆36
* * * 晴臣・side * * *
『あ、うまーい♪』
豚肉のマヨネーズ焼き。
それほど こってりしてなくて、食べやすい・・・!
つーか、うまいっっ!
こんなの料理の本に載ってなかったし
俺なんか、まだまだだなー。
遊が、料理 得意って言ってたから、今度
教えてもらおうかな・・・。
後片付けは2人でして、さすがに疲れて
リビングで食休みをしていたら、
英道が、俺を抱き抱えて・・・膝の上に横抱きにされた。
要するに・・・、
座った状態でお姫様抱っこされた訳だ。
突然の事で、何が起こったか分からなくて
抵抗するのも忘れて、キョトンと英道を
見上げると・・・・
何かを企んだような黒い笑みを浮かべている。
『さあ、ここからは大人の時間だ♪』
『・・・・え・・・・・・・?』
えーと・・・。
イヤな予感・・・・・。
そのまま「よいしょーっ」と、立ち上がり
リビングを出ていく英道。
てっきり風呂場に直行・・・かと思ったら、
何故か英道の部屋へ・・・。
そして、ベッドに下ろされ、英道が
のし掛かってくる。
『・・・え?』
『今日は抱き倒すから覚悟しろよ♪』
『は?・・・え、風呂は?』
『いらん。後でいい。』
『・・・・は?・・・・え?』
・・・・・は?
・・・いらん?・・・後で?
────後で??
やっと、意味を理解した、その時
英道の手によって、ズボンと下着を一気に
脱がされてしまった。
『っっ!ぎゃ───────っ/////!!』
暴れる俺を 意図も容易くねじ伏せ、上の服も
あっさり剥ぎ取り、ベッドの下に投げ捨てる英道。
あっという間に全裸な俺。
『イヤだっ///!絶対っっイヤだっっ!』
『なら逃げてみろよ♪』
『はあ!?よ、よし!─────ふぎぎぎっっ!!
ふんぎぎぎぎぎっっっ!!』
全身全霊で逃げようとするも
当然だけど、まったく歯が立たない・・・!
『ふんん♪諦めろ、ハル♡』
『──────っ!
イ──ヤ──だぁぁぁぁぁ─────っっ!』
こうして必死の抵抗も空しく・・・・、
俺が風呂に入れたのは。
・・・散々 英道に鳴かされた後のこと
だった。
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