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酔っぱらいにゃんこ♡7

♡♡♡ 遊・side ♡♡♡ 『・・・・・え?』 『・・・・・え?』 キョトンと2人して固まる。 ちょっと待って? この感じだと・・・ 晃くんも、知らないの・・・? でも、白猫は・・・? 一緒に寝てたくらいだから、 何か知ってるハズ・・・だよね? 『あの・・・なんで僕、白猫になってるの?』 改めて、もう1度 聞いてみる。 すると、晃くんは「うーん」と、唸りながら 腕を組む。 『えっとね。俺がバイトから帰って来た時は もう遊は白猫になってたんだよね・・・。』 『そう・・・なの?』 『うん。おかえり~♡.って抱きついてきて すごく可愛かった・・・♡』 『そう・・・なんだ・・・////』 ───って事は、やっぱり僕が自分で 着たって事・・・だ。 ん~?? なんで覚えてないんだろう。 『えーと、昨日の遊の話では・・・』 と、晃くんが、僕が思い出せるように 昨日、僕が話した(らしい)事を教えてくれる。 だから、なんで晃くんに話した事も 覚えてないんだろう、僕は。 『あ、そうそう!遊・・・酔ってた! なんか先輩に飲まされたって言ってたよ?』 『えっ!?僕、酔ってたの?』 『うん。酔ってふにゃふにゃで すごーく可愛かった♡』 『・・・・・・へ、へぇー/////』 って、全然 覚えてないけど・・・ 酔ってた? 飲まされた・・・?先輩に・・・? 先輩・・・? 『苺のジュース。』 『苺・・・?あ・・・あー、うん・・・。』 苺・・・・、先輩。 苺・・・・、先輩。 『あと、送ってあげるって言われて、 その・・・体をベタベタ触られた・・・とか。』 『さわら・・・れた?』 なんとなく、 なんとなく、 その光景がぼんやりと浮かんでくる。 そこに、先輩の顔が出てきた途端に、 記憶の欠片が少しずつハマってくる。 苺のジュース、 先輩、 ベタベタ。 ・・・・・あ。 『あ!あー!そうっ!そうだっ!』 『え?思い出したの?』 思い出した!! そう、全部 思い出した!

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