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酔っぱらいにゃんこ♡8

* * * ~回想~ ★ 遊・side * * * 『かんぱーい!』 『お疲れでしたー!』 『いやぁ、なんとか1日で 出来るもんだね~。 みんな、ありがとう~!』 パチパチと沸き起こる拍手。 『特に、篠宮くん。』 店長さんが、僕を見る。 つられて、みんなの視線が僕に集まる。 え・・・///// 僕、何かしたっけ・・・? 『はい・・・?』 『篠宮くんが 力仕事してくれて助かったよ。 ありがとね。』 パチパチと、また拍手が起こる。 『・・・あっ。いえ、そんな・・・っ/// 出来る事をしただけです・・・から/////。』 『そんな事ないよ~。ありがとね。 みんなもありがとう。 ささやかだけど、いっぱい食べて飲んでね。』 『はーい!』 『・・・はい////。』 誉められちゃった・・・。 えへへ。 後で晃くんに自慢しようかな~。 つい、緩む口元。 ニマニマしながら目の前のポテトフライを摘まむ。 『ね、篠宮くんて 何か運動してたの?』 と、隣に座った先輩店員が聞いてくる。 ちなみに、この先輩というのは ハロウィンの時にピーターパンになってた人。 『いえ、別に・・・。』 『あ、そうだ。これ飲んでよ。美味しいよー?』 『・・・?何ですか?これ。』 『苺のジュースだよ。炭酸、平気?』 『はい。大丈夫です。』 『じゃあ、どうぞ~。』 紙コップに注がれた赤い液体を見つめる。 苺の炭酸って、珍しいなぁ。 美味しそう。 僕は、薦められるまま、一口 飲んでみた。 『ん?・・・苦い・・・・?』 『え?そう?そんな事ないと思うけど・・。 ごめんね、無理なら飲まなくていいよ。』 シュン・・と項垂れる先輩。 なんだか悪いことをした気になってきて 慌てて、もう一口 飲んだ。 うん。大丈夫。 やっぱり ちょっと苦い気もするけど。 でもって なんか 喉が熱いけど。 ・・・・・・ん? もしかして・・・ 『これ・・・お酒 入ってます?』 『えっ!?い、いや?入ってないよ!? だって篠宮くん、未成年だもん! さすがに お酒は薦めないよー。』 『はあ・・・・。』 んー。 でも・・体もポカポカしてきた気が。 気のせいかな? まぁ・・・いいか。 美味しいし。 それでも警戒して、ちびちび飲んでいた その時・・・、 近くの席で話している女の子たちの 会話が耳に飛び込んできた。

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