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酔っぱらいにゃんこ♡22
♡♡♡ 遊・side ♡♡♡
『───分かりました。もう、いいです。』
『え!?許してくれるのっ!?』
『今回だけ、ですよ?次に変な事したら・・・・』
拳を握りしめ、先輩の顔の前に突きだす。
『し、しませんっ!2度としません・・・っっ!』
『じゃあ、いいです。』
手を開いて、ニッコリ笑って見せる。
そして、握手をするように差し出すと、
戸惑っていた先輩も おずおずと手を握ってきた。
握手をして、ついでに立たせてあげてから
もう1度ニッコリ笑いかけ
ギューっと握った手に力を込めていく。
『ありが・・・いだだだっ!痛いっっ!』
『約束、ですよ?』
『痛・・・っ!いだだだっ!はい!はい!』
『・・・お願いしますね?』
『はっ、はいぃぃ────っ!!』
パッと手を離すと
せっかく立たせてあげたのに
先輩は へなへなと座り込んでしまった。
そんな先輩を尻目に
さっさと着替えて休憩室を出た。
店に出ると、巫女・・・いや、佐々木さんも
僕を見て、慌てて頭を下げてきた。
CD・DVDのレジカウンターは
本のレジカウンターからは離れた所にあるので
口パクで必死に頭を下げてる姿がなんだか可笑しくて
笑ってしまった。
「いいよ」って、分かるように手を振って
仕事に取りかかった。
それにしても・・・
白猫って
すごい威力を持ってるんだなぁ・・・。
晃くんも異常なくらい興奮してたし。
すごいなー、白猫。
僕も頑張らなきゃ!
白猫じゃなくても、晃くんに
興奮してもらえるように!
お、玩具とか・・・使わなくても、ね ///!
気持ちよかった、けど////。
えへへ・・・////。
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