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誤解と誤算★17

* * * 晃・side * * * 『えっと、これも渡しとくね?』 『・・・・なんすか、これ。』 ちっさい箱を手渡されて、見るけど よく分からない。 『えー?坐薬。』 『坐薬?』 『うん。知らない?えっとねー、うふふ。』 『・・・・な、なんすかっ!キモッ!!』 頬を赤く染めて、不気味に笑う保険医を 思いっきり冷めた目で見てしまう。 それでも、この男は そんな事 気にもしてません!って感じで ニヤニヤが止まらない様子。 『えっとね?これをね?うふふーっ!』 『だから、なんなんすか!キモイって!』 『うふ♡お尻にね?ブスーっと入れちゃうの♡』 『おし・・・お尻?お尻っっ/////!?』 「お尻」と聞いて 慌てふためく俺を尻目に 『そう。そしたら熱が下がります。』 言うとこまで言ってしまったら、 急にキリッと医者の顔に戻る。 『・・・・・・・・・。』 ・・・ギャップが半端ねー。 『えっとね~、挿れ方は箱に書いてあるから~  よく読んでね?うふ♡』 ・・・あ。元に戻った。(早い・・・) 『あとね?挿れてから、しばらく押さえとかないと  にゅるんって出てきちゃうから注意してね?』 『にゅるん・・・・』 『そう、にゅるんっ♡』 『にゅるん・・・』 ────って・・・//// 保険医の言い方なのか ついエロい想像をしてしまって、 ニヤけそうな顔を無理やり引き締めていると またしても医者モードになった保険医が・・・ さっきの俺みたいに冷めた目で、ジトーっと見ていた。 『君ね・・・、色気にあてられて  エッチな事しちゃ ダメだからね?』 『し、しませんよっ////!!(多分・・・)』 『まあ、坐薬は最後の手段ね?  薬も飲めなくて、熱が高い時にね?』 『は、はい。』 『OK♪じゃあ、俺は帰りま~す。』 『あ、あああの!ありがとうございました!』 『心配な事があったら いつでも電話してね?』 『は、はい!』 『写真もよろしくね~♡』 『・・・は・・・、・・・はいっ!』 変態保険医・・・だけど 遊の命の恩人、俺にとっては救世主! 感謝感激雨あられ! 元気になったら、写真でもなんでも 思う存分撮らせてあげても いいや・・・ なんて、思う俺なのだった。

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