459 / 761
誤解と誤算★23
* * * 遊・side * * *
『着信があったみたいだよ。晃くんから。』
『え・・・・』
『勝手に見てごめんね?でもさ~
さっき電話に出た時すごーく焦ってたみたいだし
心配して探してるんじゃないかな?君のこと。』
『晃・・・・くん・・・・』
『だから、大丈夫だよ。安心してね。
さ、目をつぶって 待ってようね。』
『はい・・・』
晃くん・・・。
目を閉じたら晃くんの顔が浮かんでくる。
心配してくれてた。
探してくれてた。
・・・嬉しい。
安心した僕は、なんだか
すごく すごく眠くなって・・・
スーっと眠りの波に引き込まれていった。
ともだちにシェアしよう!