470 / 761
誤解と誤算★34
* * * 遊・side * * *
むくれていると晃くんは
僕の髪に両手を入れてクシャクシャかき回した。
『だってー、それ・・・
想像じゃなくて、ホントの事でしょ?』
『え・・・・・?』
『それ、何十年か後の俺たちじゃん。』
『・・・・・え/////』
『先は長いけどー。おじいちゃんになっても
こうやって抱き合えるといいね♡』
『う・・・、うん////』
そこまで言ってから、
晃くんは 「うーん」となにやら考え始めた。
『さすがにエッチは無理かなぁ・・・』
『・・・・・え?』
『何十年後・・・って、70?80?うーん。
愛はあっても体はどうだろう・・・?』
『・・・あははは。そうだねー。』
何十年後・・・かぁ。
晃くんの未来にも、僕は一緒にいるんだ・・・。
おじいちゃんになっても。
えへへ。
顔のニマニマが止まらない。
『だからね?ゆー。』
『んー?』
『僕より玩具がいいの・・・?とか、
思わないよーに。』
『え・・・・・・・・・』
突然の晃くんの言葉に、ニマニマが止まった
僕は、ピキーンと固まってしまった。
ともだちにシェアしよう!