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最強の来訪者☆2

* * * 英道・side * * * ある日の土曜日。 数日前に降った雪もすっかり溶けて 出かけるには いい日和だ。 ってな訳で ハルと車で ちょっと遠出しようかって話をして やる事を チャッチャと済ませて・・・ ───って、やるっていうのは、 洗濯とか掃除の事、だからな?ん? まあ、それは置いといて さぁ行くか・・・と 玄関でくつを履こうとしていると・・・ まだ廊下にいたハルのスマホが鳴った。 『・・・・・げっ!』 という声に振り向くと・・・ スマホの画面を見て、固まるハル。 気のせいか、顔色が悪いような気がする。 そのまま出ようともしないし 顔色は悪くなっていくばかり。 『出ないのか?』 と、聞くと・・・「で、出るよ!?出ます!」と 何故か姿勢をただし、何度か深呼吸をしてから ぶるぶる震える手で通話ボタンを押した。 『は、は、はははははい!』 ─────? なんか、すごく どもってるんだけど。 『はいっ!晴臣ですっっ!』 ─────? なんか、えらい礼儀正しいんだけど? つーか、 なんだろう・・・・・なんつーか 怯えてる? うーん。 なんか相手は相当 怖い人らしいな。 つか、そんなヤツいたっけ? 聞いたことなかったけど・・・・・ 『はいっ!はいっ!・・・・え!え?えぇ?!』 『いや、それはちょっと・・・・え?いえ! 逆らうなんて気は・・・いや・・でも・・・・』 顔色が ますます悪くなる。 青いを通り越して、真っ白になっている。 何を言われてるんだろうか。 ハルがこれほど怯えるなんて・・・ 検討もつかないが。 てか、相手は一体 誰なんだ? 気にはなるが、 今は口を挟めるような状態ではなさそうだ、 と察した俺はコートを脱ぐと ハルを引きずって リビングに戻った。 そして ソファーにハルを座らせ ひとまず、電話が終わるのを待つ事にした。

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