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最強の来訪者☆3

* * * 英道・side * * * 電話を終えたハルは、緊張の糸が切れたのか ヘナヘナとソファーに寝そべってしまった。 『おい。大丈夫か?』 『・・・・・・・・・・・・。』 反応なし。 『ハールー。大丈夫かー?』 『・・・・・・だ・・い・・・・じょーぶ・・・・・』 お、反応した。 ん? 大丈夫・・・・? この感じで? と、思っていたら・・・ハルはうるうるした 目で俺を見上げ、 『・・・・じゃ、ない・・・・・・・』 と、弱々しく続けた。 あ、やっぱり。 全然 大丈夫そうじゃねーもんな。 『どうしたんだ?今の電話 誰からだ?』 『・・・・・・・・・・!!』 聞くと、ハルはまたもや これ以上いったら 半透明になるんじゃないかってくらい、 顔色を失っていく。 『ハル?』 『・・・・・・・・・・・・ね、姉ちゃん・・・・・』 ・・・姉ちゃん? そういやぁ、姉ちゃんがいるって・・・ かなり前に・・・ まだ出会って間がない頃だったっけか? ───に、言ってたような・・・。 『い、1番上の・・・・・・・』 『1番上?』 って事は、まだいるのか。 それも聞いたっけ? 『って!こんな風に落ち着いてる場合じゃ  ないんだよ!!英道ぃぃぃっっ!!』 ハルは突然 声を荒げ、俺の腕を掴んで叫ぶ。 『───は?お、おいこら!落ち着けっ!  お前、全然 落ち着いてねーから!』 『どうしよう!どうしよう!!英道ぃぃ!』 俺の話なんか聞いちゃいない。 もうパニック状態。 うーん。 こいつの家の事は、 家族構成くらいしか聞いてなかったけど ここまで恐れる姉ちゃんがいたなんて・・・ 驚きだ。

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