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最強の来訪者☆5
* * * 英道・side * * *
ピンポーン♪
インターホンが鳴った。
映し出された画像を見ると
・・・・・・・?
なんだ、これ?
なんか、
よく分からないものが写っている・・・・
『・・・・・んん?』
少しすると、もぞもぞ動いて少し離れたそれが
鼻の穴だった事か判明。
鼻かよっ!!
つーか、近すぎっっ!!
とりあえず、インターホンの通話ボタンを押す。
『・・・・・はい』
『こんにちは。開けて下さる?』
『はい。』
『どうも。』
無駄な会話、一切ナシ。
軽く肩をほぐしながらロックを解除。
これで、エントランスからエレベーターに
乗って・・・すぐに来るハズだ。
よし、来いっ!
ピンポーン♪
来た!
『ハル。・・・・ハル?』
姿が見えないハルを探して、ぐるりと
部屋の中を見回すと・・・
ソファーの隅で、クッションに潜って
ちっちゃくなって震えていた。
『・・・・・・ハ・・・・』
ま、いっか。
あのままで・・・・・(全然 隠れてないけど)
ピンポーン♪
『ひえぇっ!!』
ピポ、ピポ、ピポ、ピポーン♪
ピポーン、ピポ、ピポ、ピポーン♪
『ひいぃぃぃっっ!!』
クッションが面白いくらいガタガタ震える。
ピポ、ピポ、ピポ、ピポーン♪
ピポ、ピポ、ピポ、ピンポーン♪
『チッ』
うっせーな
どんだけ、連打してんだよ。
玄関へ向かい、ドアを開けると・・・
そこにはま ハルとは似ても似つかない
背の高い黒ブチ眼鏡のなんとも野暮ったい女が
腕を組んで立っていた。
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