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最強の来訪者☆18

* * * 英道・side * * * ソファーで抱きあう事、数分。 ハルの温もりで 心が満たされていく・・・ ずっと こうしてるのもいいけど ハル、今日 出かけるの楽しみにしてたし・・・・ 『ハル。』 『ん・・・?』 『今日、これから どうする?』 『ん?これから・・・・?』 桜子のせいで思わぬ足止めをくらってしまったため もう時刻は11時をまわっていた。 今から出ると、 向こうに着くのは昼をかなり過ぎてしまう。 『買い物、行くか?  昼メシはちょっと遅くなるけど・・・  って、まぁ途中どこかで食ってもいいし。』 行くなら、早く出た方がいいな。 そう思って ハルを抱えたまま立ち上がろうとすると・・ 『ま、待って・・・英道・・・・っ。』 ハルに止められた。 『ん?どうした?』 『きょ、今日は・・・いい。』 『ん?いい?』 『今日は・・・家に居たい。・・・ダメ?』 『・・・ダメじゃねーけど。いいのか?  お前、楽しみにしてたじゃん。』 『うん・・・あの・・・そうだけど・・・・・・・・・  きょ、今日は・・・こ、こうやって・・・・///  ひ、英道と・・・くっついて・・・たい・・・/////』 『──────!』 ズキュ─────ン! な、なにぃ・・・っ!? なんつった!? 今・・・コイツッッ!! あまりのかわいい発言に・・・ 心臓を撃ち抜かれた。 俺の頬に ぴったり くっついてる ハルの頬が熱くなっていくのを感じる。 ハルの性格からすると、 相当 恥ずかしかっただろうに・・・ それでも言ってくれた事が嬉しくて。 ・・・・・・・ヤベぇ。 素直なハルの破壊力、ヤベぇ!! 可愛いすぎんだろ!! ────と、 いつも素直な俺の息子が反応し始める。 ヤベぇ。 このままだと、ただ抱きあってるだけじゃ・・・ 終わらねぇ!! いや、待て!落ち着け 俺! ハルは、そっちを望んでる訳じゃねー。 それに、まだ昼だし! もうすぐメシの時間だし! ハルは空腹になるとエッチどころじゃねーし! なんか食わせねーと機嫌わるくなるし! せっかく いい雰囲気なんだ! 夜まで待て!俺の息子よ! 必死で、息子に言い聞かせていたのだが・・・ 『ひ、英道・・・・・なんか硬いの当たってる・・・/////』 あっさりと、バレてしまった。 なんか・・・情けねーな、俺。 くそぉ。

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