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最強の来訪者☆26

* * * 英道・side * ** 『ハル~。ほら、もう怒んなって。』 『うっさい。バカ英道・・っ』 かなり しつこく(濃厚に)抱きまくったせいで 当然のごとく ハルは気を失ってしまい・・・ 今の時刻は午後6時。 ホントに1日潰してしまった。 むーっと むくれているハルの背中を優しく擦りながら 思い出す。 俺、ちゃんと言ったよな? 覚悟しろよ?って。 それでもいいって 好きにしろ、って言ったのは お前だろーよ。 ま、それでも悪いのは俺だけど。 (↑自覚はある) 『ハ~ル。機嫌なおせよー。』 『ふーん、だ。英道のバーカバーカ!』 ほっぺた膨らませてバカ・・・ って、子供かっつーの。 怒ってても怖くねーし。 つか、可愛いだけだし。 『機嫌なおせって、ハール♡』 『あーっ!うっさい!もう!バカ英道っ!  お腹すいたっ!なんか作れっ!  おーなーか すいたーっっっ!!』 なんとか起き上がり、ソファーに移動したハルは 今度はクッションを抱きしめながら 足をバタバタさせる。 ん? もしかして 腹へって機嫌 悪いのか・・・? やっぱ子供だな。 『へいへい。何 食いたい?』 『肉っっ!』 肉って・・・・(笑) ハッキリしてんなぁ。 『へいへい。待ってろ。』 冷蔵庫を開けると 唐揚げ用に買っていた鶏肉があった。 よし。 『ハルー。唐揚げでいいか?』 『唐揚げーっ!やったー!!  かーらーあーげーっっ!!』 ──はい。 機嫌 直りました~♪ 分っかりやす(笑) ☆ ☆ ☆ 『うまーいっ♪!おかわりー!』 『へいへい。どんだけ食うんだ』 昼メシを食べられなかったからか、 大量の唐揚げを俺の倍以上、 桜子が頼んでいたケーキも3切れ 平らげたハル。 いつもながら この ちっこい体の どこに入ってくんだろう。 謎。 『あー、美味かった~!』 食後は すっかり ご機嫌だ。 唐揚げとケーキで ここまで幸せそうに 笑ってくれるなんてな。 かわいいヤツ。 さて、メシも食ったし デザートも済ませたし。 後は、すこし休んでフロに入って・・・・ 楽しい夜の始まり、だな♪

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