509 / 761

最強の来訪者☆28

* * * 英道・side * * * 『桜子、お前・・・どうやって入ってきた・・・』 まあ、聞かなくても予想はつくけど 一応、牽制の意味も込めて聞いてみる。 『あは。それね?  たまたま入る人がいて、着いて入ったのよ。  ラッキーだったわぁ♪』 悪びれる様子もなく、 桜子は嬉しそうに答える。 『・・・・・・・・・』 やっぱり・・・・・・・。 ったく、前に入ろうとしてたヤツ。 こんな どう見ても ヤバい女、入れんじゃねーよ。 何のためのオートロックだよ。 『晴臣は?』 『いるけど・・・・』 チラリ、とハルが逃げていったリビングの方に 視線を向ける。 『そう。じゃあ、お邪魔するわね?』 なんて聞きはしたものの、俺の返事は待たずに ズカズカ勝手に入っていく。 『おい・・・はぁ。もう、なんなんだ・・・・・・』 今日も邪魔されるのか・・・ 腹立たしく思いながらリビングに戻ると、 昨日と同じく ハルはソファーの上で 小さく丸まっていた。 『あははは!晴臣ったら♡なんで脅えてるのー?  かわいい~っっ!』 ガタガタ震えるハルを見て、ケタケタ笑う桜子。 ・・・・・ホントにドSだな、コイツ。 『おい、桜子。何しに来たんだよ。』 だけど桜子は俺の問いかけには答えず、 壁の時計をチラリと見て 『そろそろね。』 と、呟いた。 『は??』 そろそろ? 何が? 今度は 聞くより前に 桜子は さっさと玄関へ戻っていってしまう。 『???なんなんだ。』 帰った、とか?? なら、ラッキーなんだけど。 しかし、それも予想どおり裏切られ 玄関から ガタガタと音がして 『お邪魔しまーすっ!!』 『きゃーっっ!!』 『晴臣ーっっ!!』 けたたましい声と共に 女たちが なだれ込んで来た。

ともだちにシェアしよう!