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最強の来訪者☆39
* * * 晴臣・side * * *
しばらく抱き合っていたら、
なんか硬くなった・・・・モノが
俺の下半身に当たってるのに気づいた。
普段の俺なら恥ずかしくなって突き飛ばして
逃げちゃうトコロなんだけど
今日は まだ離れたくない気持ちと
もっと・・・・もっと英道が俺の事を好きなのかを
確かめたい気持ちの方が勝って
それと、次の英道の行動を期待・・・・////して
その事を英道に言ってみた。
だけど・・・・
『お、おう。ま、気にすんな。』
───と、適当にごまかして感じで
俺を横に降ろして立ち上がってしまった。
そして、
『ハル、何 食いたい?』
なんて、何事もなかったように聞いてきた。
いつもの英道なら俺のちょっとした言葉や行動に
「ヤるぞ?てめー」とか冗談半分で返してきたり
やだって言っても襲ってくるのに・・・。
なんで?
『ハル?』
俺の前に膝をついて、顔を覗き込まれる。
やっぱり英道は俺の事、
イヤになっちゃったのかな・・・・・・・
って思って、また泣きそうになった。
『どうした?』
『・・・・・・・・。』
『ハル、言ってみ?』
『・・・・・英道ぃ・・・・・・・』
両手を伸ばして、英道の首にまわす。
なんか、今日は無性に甘えたい。
『英道・・・・し、シないの・・・/////?』
『俺とは・・・もう、シたくない・・・?』
もう1度、勇気を振り絞って聞いてみる。
俺が・・・姉ちゃんの弟だから・・・・?
それを口にした途端、
英道は少し怒ったように
シたくない訳じゃなくて
シた後、俺が動けなくなって
1日 ムダにする事になるから
それを心配してたみたい。
そっか・・・・
俺がイヤになったんじゃなくて
俺の事、考えてくれてたんだ。
よかった・・・・
でもさ。
今日は・・・ずっと家に居たいって
言ったじゃん・・・・。
だから、お願い。
英道を感じさせて。
俺を好きだって、感じさせて。
俺を・・・・離さないで。
いっぱい愛して。
お願い。
俺は祈るように、 抱きついて くっついた頬に
唇を押し当てた。
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