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最強の来訪者☆42
目が覚めたら、もう夕方だった。
ホントに1日 潰れてしまった。
あ~あ。
出かけたかったなぁ。
英道も起こしてくれりゃーいいのに。
いや、後悔はしてないけどさ。
気持ちよかったし、
俺も望んだ事だし、
こうなるって予想 出来てたし。
でもなぁ
やっぱなぁ・・・・。
はあ・・・・
───あ。
そういや、昼ご飯も食べてないっ!
お腹すいた・・・。
お腹すいた・・・。
お腹すいた・・・。
肉・・・・。
肉・・・・。
肉・・・・・・・!
☆
☆
☆
『ハル~。もうすぐ出来るからな~♪』
空腹で不機嫌な俺のため
英道は珍しく鼻歌なんて歌いながら
唐揚げを揚げてくれている。
その姿を見ながら、ふと考える。
もし、姉ちゃんが英道と俺の仲を反対したら
俺は今、ここに居られなかったかも・・・・・・
姉ちゃんに認めてもらえて
ホントによかった。
もしかして英道がやたらと上機嫌なのは
英道も認めてもらえたのが嬉しいのかな?
って思うと
俺も少しだけ気分が浮上した。
少しだけ。
『うぅぅ・・・・・・お腹・・・すいたぁ・・・・・』
『ごちそうさまでした~!!』
唐揚げをたらふく平らげ、
食後のケーキも好きなだけ食べて、満腹♪
機嫌の方もマックス、フル充電~♪
だって、姉ちゃんが選んだケーキは
俺の好きなモノばっかりだったし。
怖いけど、怖いだけじゃない姉ちゃん。
ホントは大好きなんだよな。
(怖いけど)
でもって本人には絶対に言わないけど。
(怖いから)
腹いっぱい、幸せいっぱい。
お腹が満たされるとすべてがハッピー!
ご機嫌になった俺に、
これまた ご機嫌な英道が
夜も迫ってきたけど・・・・・・
もちろん、全力でお断りした。
明日こそは、どっか行く!!
そのために
体力温存しとかないとな!
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