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恋のはじまり??☆16
** 中野・side **
場所を移して、近くのコーヒー店の2階へ。
適度に混んでて、適度にザワザワしてるから
悩み事 話したり聞いたりにはもってこいだ!と
晴臣ってヤツに連れて来られた。
『でー?何があったんだ?お前。
お兄さんに話してみろ。』
『は?・・・・・・・いや・・・・あの・・・』
お兄さんて・・・・・・・・・
つーか
なんで、お前が主導権 握ってんの?
なんで、こんなヘビーな悩みを
初対面のヤツに話さなきゃなんねーんだ?
とか、心の中で悪態をついて
遊の方を見たら
俺の落ち込んでる理由に思い当たったのか
「コンビニの人のこと?」なんて
遠慮がちに聞いてきた。
あー。そっか。
晃から聞いてるんだな・・・。
そっか・・・・。
なら・・・・・・・・・
晴臣をチラッと見てから
遊だけに分かるように目だけで頷いて見せた。
すると、
『あの・・・晴臣さんも男の人と つきあってるから
話しても大丈夫だよ?』
『・・・・・・・・・は?』
え。それ、さらっと言う??
爆弾発言じゃん!?
いいのか??
『なになに?そういう悩み?』
・・・・・・・・・いいのか。
『多分・・・。ね、僕たちでよかったら聞くよ?』
『おう!話せ話せ!お兄さんに話して楽になれ!』
晴臣は、そう言って乗り出してくる。
聞く気 満々だな。
まあ・・・・遊の知り合いなら大丈夫か。
それに俺ももう悩みすぎて どうにかなりそうだし
誰かに聞いてもらえたら・・・・・
少しは楽になれるかも・・・・・・・・・
『・・・・・えーと・・・・じゃあ・・・・』
俺は、伊吹との出会いから、
再会して 今に至るまでを洗いざらい
全部 話す事にした。
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