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恋のはじまり??☆17

** 中野・side ** 『なるほどねー。』 『そっかぁ・・・。それで最近  元気なかったんだ。大変だったね。』 話したら、ちょっとだけ スッキリした。 遊の優しい言葉が心に染みる。 『俺、どうしたらいいかな・・・?』 『まず・・・ハッキリさせなきゃならないのは  お前の気持ちだろ。』 と、3つめのケーキを頬張る晴臣。 真面目に聞く気あんのか、コイツ。 そして、どんだけ食うんだ。 『それが分からないんだって・・・  俺は お前らとは違うんだよ。』 そこに コーヒーに口もつけずに真剣に 聞いてくれてた遊が話し出す。 『んー。でもね・・・僕も初めから  今みたいに晃くんに恋してたって訳じゃないよ?』 『・・・え?マジで??』 初耳! なんか最初っからラブラブだった イメージなんだけど。 『晃くんから告白してくれた時も・・・  男同士の恋愛って なんなんだろう?って  分かんなくて 戸惑ったもん。  一緒にいるうちに段々 好きになった感じかなー。』 『あー、うん。分かる。俺もそうだなー。  最初は そんな風に見てなかったし。』 『え?お前も?マジで??』 2人はコクコク頷く。 うわー。 マジで意外。 そうなのか・・・・・ 『んー、でもね?よく分かってなかった時も  晃くんと一緒に居るのが すごく心地よかったんだ。  で、それが当たり前になっていって・・・  気がついたら もう好きになってた・・・かな////?』 『あー!そうそう!俺も!!』 『ねー。・・・えへへ・・・/////』 『なー。・・・あはは・・・/////』 急に照れる2人。 ああ・・・2人とも いい顔してる。 いい恋してるって すごく伝わってくる。 純粋に 羨ましい・・・って思った。 俺は・・・ 今、どんな顔してるんだろう?

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