620 / 761
おまけ☆2
** 中野・side **
念のため。
聞いてみようかな・・・?
と、思ったら晃が
『遊は白猫の服なんか着なくても
ホントのネコだったんだ~♡♡』
『そうみたいだね・・・えへへ////♡』
とか、言いながらイチャつき始めやがった。
『また、着てよ~♡白猫~♡』
『えー。うん・・・いいよ////♡』
『いえーぃ!!やったぁ~♪』
『もう、晃くんてば・・・////♡』
ああ、そう。
見たまんまな遊がネコな訳ね。
はいはい。
わかりましたー。
つーか・・・・
『お前ら・・・・・』
ここ、食堂ですけど?
みんな、見てますけど?
恥という概念はコイツらには無いのだろうか・・・。
俺の方が恥ずかしいんだけど。
そして、一頻り イチャついたら気がすんだのか
晃が俺を見て・・・・・・・・・
そして、意味ありげに ニヤリと笑った。
『ふふん♪まさかなー、お前がなー♪』
『・・・・・なんだよ?』
『いやいやー。ふふん~♪』
『・・・・・・・・・』
まぁ、言いたい事は分かるよ?
『・・・俺もビックリだよ。
まさか自分がな・・・・。』
『でも、好きなんだよね?』
───と、遊。
『うん・・・・・・・・・・好き。』
『うわぉ!キモッ!』
───これは、晃。
『キモくねぇ!晃、てめー 今度ツラ貸せよ。』
『へ・・・?なに?なんで?』
『あっちの事。色々 教えろ。俺に////!』
『うわぉ!キモッ!』
『キモくねぇ!』
『よーし!いいよ!
俺、テクニシャンだからビビるよー?』
『はあ!?嘘つくな!バーカ!』
『嘘じゃないもーん。ね?遊。』
『え~?えへへ~////・・・ねー?♡』
『・・・・・・・・・。』
遊っっ!?
・・・否定せんのかいっっ!!
ホンットにコイツらは・・・。
『ま、何でも聞いて!
いつでも相談にのるからさ♪』
『・・・僕も~♪』
それは、嘘偽りのないホントの言葉。
長いつきあいだから それがよく分かる。
『晃・・・遊・・・・・サンキュ。』
晃と遊を間近で見てなかったら
・・・俺は多分、伊吹とはつきあってなかったと思う。
偏見はない・・・とは言ったけど、
自分が そんな事になるなんて考えもしなかったし。
例え、好きって気持ちがあったとしても
「男」だから、って それだけの理由で
恋愛に発展することなんか無かっただろう。
ホント、マジで 感謝しなきゃ、だなー。
とか、イチャつく2人を眺めつつ
ぼんやり思っていたら、スマホが震えた。
ともだちにシェアしよう!