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最高のプレゼント☆4

** 遊・side ** 『わー。ホントすごいねー♪』 『う、うん・・・はぁ・・・・そっかぁ・・・』 僕は嬉しいのに晴臣さんは・・・ 複雑な顔。 『・・・・? どうしたの?』 『ん?ああ・・・なんか・・・英道と一緒ってのが  悔しいっていうか、うらやまし・・・・・・、  ──い、いや!なんでもないっっ//////!』 目が合った途端、真っ赤になる晴臣さん。 悔しくて羨ましい? 『・・・・・・・・・』 あー、うんうん。 なるほど。 晃くんが新見さんと同じなのが面白くないのか~。 ちょっとしたヤキモチ? みたいな感じ??かな?? んー、うまく言えないけど きっと そんな感じなんだろうな~。 『・・・・・・・・・』 か、かわいい・・・・・♡ 『・・・・・・・・ふふっ。』 『───っ!わ、笑うなっっ/////!』 『うん。・・・ふふふっ。』 『もーっ!ち、違うからなっっ///!  今のはクチが滑っただけだからっ////』 『うん♪』 『~~っ//// ほ、ほら!行くぞっっ///!』 『うん♪』 んー♡ やっぱり・・・・・・・かわいい♡ そうこうしてる内に商店街に着いた。 商店街って言うと古くさいけど、 ここは オシャレなお店が わりと多くて プレゼントを選ぶのにはうってつけなんだ。 『なに買うか決めてるの?』 とりあえず、ぶらぶら歩きながら聞いてみる。 『うーん。アイツ、酒飲むから地ビールとか  変わった酒とか あと、つまみとか・・・』 『あー。いいね。』 『それか・・・名刺入れが壊れたらしいから  それも、いいかなーって。』 『ふーん。』 なるほど。 大体は決まってるんだ。 『遊は?』 『え・・・僕は まだ、全然・・・・。』 『ふーん。アイツ、何が好きなんだ?』 『んーと、なんでも。色んな物に興味津々。』 『はは。アイツらしい♪』 『だから困ってるんだよー。』 『遊からだったら何でも喜びそうだけどな。』 『うん・・・そうなんだけど・・・///』 『あ。ベタなのでいくとさー。  リボンつけて、プレゼントは   じ・ぶ・ん・・・みたいな?』 『・・・・・・・・・』 あははー。 ベタ・・・、かぁ。 『えと・・・・・・・・それ、去年やった・・・////。』 『・・・・・・あれ?あ、そ、そうなんだ・・・/////』 『う、うん////』 去年はまだバイトもしてなくて何も買えなかった僕。 (親からもらってたお金で買うのはイヤだったし) そんな僕に、晃くんは “ プレゼントは遊がいい ”って言ってくれた。 ・・・・さすがにリボンはつけなかったけどね。

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