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最高のプレゼント☆10

** 遊・side ** 晃くんが好きなもの。 んー、 晃くんって、好き嫌いがないんだよね。 僕が作ったもの、なんでも「おいしい!」って 食べてくれるし。 ・・・・・・・えへへ///// んー、 何にしようかなー。 ちょっと贅沢に 洋食のフルコースっぽくしてみてもいいかなぁ。 中華料理もいいよね~。 あ、意外と和食もいいかも? 作りたいものが たくさんあって、悩んでしまう。 プレゼントは、何がいいか聞けなかったけど 何が食べたいかは聞いちゃっても大丈夫かなぁ? だってね? 送ってもらった車の中で 晴臣さんが言ってた事なんだけど・・・・ 『俺らはさ、誕生日プレゼントは  受けとる側が欲しいものを相手に言っとくって  2人で決めたんだー。  そしたら、贈る側は迷わなくてすむし  受けとる側も相手が悩んでるの  見なくてすむじゃん?』 あと、 「まぁ、これも 人それぞれだろうから  遊は遊の好きなようにすればいいけどさ。  でも、何食べたいかくらいは  聞いてもいいと思うけどな?」 ・・・・・・・・・って。 う~ん。 そうだよね~。 何食べたいかくらいは、かぁ~。 そうしようかな~。 んー・・・・・ 考えてるうちに、うとうとしていたらしい。 バタンッと玄関のドアが開いた音で 自分がうたた寝をしていた事を知った。 あ・・・・・晃くん・・・・? 『ゆーっっ!!』 晃くんだ・・・・・♡ 『ゆーうぅぅぅっっ!!』 玄関に行く間もなく 晃くんが、バタバタと飛び込んできた。 『あ、おかえりなさい。  僕、寝ちゃっ・・・・・・・・・・・・、っ?』 変なところで言葉が途切れたのは・・・・ 晃くんに いきなり抱きしめられたから。 帰ってきて すぐに抱きしめられるのは 珍しい事・・・・ではないけど なんか切羽詰まってる感じがするのは 僕の気のせい・・・かな? あ。 お迎えに出なかったから? 『晃くん・・・ごめんね?僕、寝てて  玄関まで行けなくて・・・・』 晃くんは何も言わない。 言葉の代わりに・・・僕を抱く その腕に力がこもる。 『晃くん・・・・・?』 『・・・・うぅ・・・・・・』 『・・・・・・・?晃くん?』 『う・・・・っ、ゆぅぅぅ・・・っ・・・』 僕を呼ぶ声は、震えていて・・・ 何かが あったのは間違いない。 『・・・・どうしたの?』 『ゆー・・・・ごめん・・・・』 ・・・・ごめん? 『晃くん?何があったの・・・・?』 晃くんは、ぎゅうぎゅう僕を締めつけると 肩口に顔を埋めたまま、悲痛な声で叫んだ。 『ごめんーっ!誕生日・・・っ!  誕生日にぃ!店長にぃっっ!  店長に!店に来いって、言われちゃったぁぁ!』 『・・・・・・・・・え?』 ・・・・・・・・・・・・・・・え? 薫さん・・・・・・・・・???

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