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最高のプレゼント☆14
** 遊・side **
晃くんは事の顛末を話してくれた後
ガックリと肩を落とした。
『だから・・・っ、ごめんね・・・ゆー。
その後もずっと イヤだって言ったんだ・・・
けど、俺・・・店長に勝てなかった・・・・』
『そっか。そんな事があったんだね・・・・』
うーん。
・・・薫さんてば。
こんなに晃くんを落ち込ませて・・・・・
でも、
きっと何か 考えてる事があるんだろうなぁ。
僕の誕生日の時も、薫さんはお祝いに来てくれた。
僕は誕生日パーティー自体 初めてで
単純にお祝いしてくれる人が増えて
嬉しかったんだけど・・・。
晃くんは “僕と2人がいい“ って思って
薫さんに言ってくれたんだよね?
薫さんに勝てないって分かってても。
そう思ってくれただけで僕は十分 嬉しいよ。
だから、そんなに落ち込まないで?
そんな気持ちで晃くんを ぎゅっと抱きしめて
背中を擦ってあげる。
『晃くん。2人きりのパーティーは また
別の日にしようよ。』
『・・・っ、うん・・・っ、そうするしか・・・・・・・あ。
でも、ゆー 何かしようって考えてたんじゃ・・・』
『あ・・・・。や、まだ・・・だったから大丈夫だよ。』
『ホント?』
『うん。
晃くんが好きなご飯、作ろうかなぁって・・・
何が食べたいか今日、聞こうって思ってたんだ。
だから大丈夫だよ?』
『そっか・・・・・・・・・。
あーあ、遊のご飯食べたかったなぁー。
もう・・・何 考えてんだ・・店長め・・・』
『僕も残念だけどさ。
たくさんの人にお祝いしてもらえるし
きっと楽しいよ?』
『・・・・・・・・・。ゆー、やさしー・・・好き♡』
『////っっ。僕も・・・大好き♡』
『・・・♡よし、その日はなるべく早めに帰って
イチャイチャしまくろー!』
『そうだね♡ふふっ。』
って、
・・・・・・そう、出来ればいいけど、ね?
問題は、薫さんが何を考えてる か・・・だよね。
『じゃあ、今日からイチャイチャしよう!』
『わー////♪でも、いつも してるよ?』
『ううん!もっと!いつも以上に!』
『ふふ、いつもより、もっと?』
『そーそー♪』
落ち込みから浮上してきた晃くんが
ふざけて首筋をペロンと舐めてきた。
たった、それだけなのに
僕の体は すぐに恥ずかしいほど感じて
体が 熱くなってしまう。
どうしよう。
シたく・・・なっちゃう・・・っ/////
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