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最高のプレゼント☆17

** 遊・side ** その日の夕方。 寂しいけど 晃くんと駅で別れて、バイトへ。 本屋に着いて、休憩室に入ったところで スマホが鳴り出した。 『あ、マナーモードにするの忘れてた・・・  あれ?晴臣さんだ・・・・・』 なんだろう。 昨日、会ったばっかりなのに。 なにか急ぎの用事かな? 『もしも・・「もしもーしっっ!遊っっ?」 キーン・・・・と、耳に突き刺さるような声。 ??? な、なに??? なんか、すっごく焦ってるみたい・・・? 『ど、どうしたの?』 「お前・・・!誕生日・・・!英道・・・っっ!!」 『え・・・・・?』 なに?誕生日? 新見さん? え?・・・なに? 『は、晴臣さん・・・落ち着いて。どうしたの?  誕生日がどうしたの?』 「だから・・・・っっ!28日だよっ!」 『・・・・・・?うん、誕生日でしょ?』 「そうだよ!誕生日だよっ!」 『っっ、う、うん・・・?』 なんか、すごい興奮して怒ってるみたいだけど・・・ どうしたんだろ? と、思っていると・・・・ 晴臣さんが今まで聞いた事のない怒声を 僕に浴びせてきた。 「だからぁ!なんでっ!突然っ!  英道の誕生日をっっ!晃とっっ!!  一緒に祝う事になったんだよっっ!?  きっちりハッキリ説明しやがれっっ!!」 『・・・・・・・・・はい?』 え? どういう事? 晃くんと新見さんの誕生日を・・・? 一緒に・・・お祝い・・・・・・?? 晃くんと・・・新見さん・・・の? え? え? 『え────────────っっ!!

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