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最高のプレゼント☆18

** 遊・side ** ビックリして、思わず大きな声が出てしまって 自分で自分の声に・・・・驚く。 『し、篠宮くん、どうかした?』 店長さんも僕の大声に驚いたらしく顔を覗かせた。 『あ!す、すみません!  なんでもないですっっ!!』 あああ・・・・・・・・・ 焦ったぁぁぁぁ・・・・(汗) 『は、晴臣さん。・・・・あれ?晴臣さん?』 壁掛けの時計を見れば、 もう、バイトの時間が迫っている。 だから、 「後でゆっくり話そう」って言おうと思ったのに 呼び掛けても、返事がない。 『晴臣さーん?』 「き・・・・聞いてる・・・。  急に大きな声出すからビックリしただけ・・・・。」 『え?あ、ごめんね!』 「ううん。ごめん、俺も興奮して悪かった。  つーか、遊も知らなかったのか?」 『うん。晃くんが薫さんに当日、呼び出されたって  いうのは昨日聞いたけど。新見さんも?』 「うん。さっき英道から電話があったんだよー。  ソイツに 誕生日祝ってやるから 店に来いって  言われたって。」 『あー、そうなんだ・・・・。』 薫さんてば・・・・・。 きっと、断れないように強引に事を すすめたんだろうなぁ・・・・・。 新見さんが断れないくらいだもんね。 「なんなんだよ!あの、薫ってヤツ!」 晴臣さんは、かなり ご立腹だ。 気がすむまで話を聞いてあげたいけれど ホントに時間が・・・もう・・・っ(汗) 『あの、晴臣さん。僕、今からバイトで・・・  悪いんだけど 後で また電話してもいい?』 「えっ!?そうなのか?わー、悪い!ごめんな!  また、後で 話そう。」 『ううん。こっちこそ、ごめんね。』 電話を切って、大急ぎでエプロンをつけて お店に出た。 レジに立つと、すぐに店長が傍にやって来た。 『篠宮くん、大丈夫?』 『え?』 『なんかあったんじゃないの?』 『?。いえ、何も。』 『そう?あんな大きな声 初めて聞いたからさ・・・。  何か気になる事があるんだったら  いつでも帰って いいからね?』 『す、すみません・・・っ。大きな声 出して・・・。』 『いや、それはいいんだよ。  で、ホントに大丈夫?』 店長が心配そうに聞いてくれる。 同じ店長でも、 あっちとこっちじゃ全然 違うなぁ・・・・。 『大丈夫です!ありがとうございます。』 『なら、よかった。じゃあレジ頼むね。』 『はい。』 『何かあったら言うんだよ?』 『はーい。』 持ち場に戻っていく店長を見送る。 んー。いい人だ・・・。 こっちの店長は。 あ。 薫さんも悪い人ではないんだけどね・・・・。 一般的に言う、いい人でもないけど。

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