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最高のプレゼント☆19
** 遊・side **
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バイトを終え、お店の外に出ると・・・
晃くんと晴臣さんが 僕を待っていた。
『あれっ、晴臣さん!晃くん♡』
『よー。遊。』
『さっきは ごめんね?』
『いや、俺こそバイト前に悪かったなー。』
『ううん。』
『遊、お疲れ様~。』
晃くんが後ろから ぎゅーっと
抱きついてきた。
『晃くん・・・ありがと////』
僕の体を捻って、前から ぎゅーっ。
『おい、人前でまたお前らは・・・・っ・・////!
イチャイチャすんなよなー。』
『え?イチャイチャなんかしてないじゃん。
これが遊との日常だから。通常モードだから。』
『・・・あっそ。
はあ・・・・・・・・・、なんで お前と英道が
おんなじ日に生まれるかなぁ・・・!』
『あ、聞いたんだ?』
『うん。大体は。』
どうやら、僕との電話の後
居ても立ってもいられなくなった晴臣さんは
すぐに電車に飛び乗り、ここまでやって来たらしい。
『晴臣さん、電車、大丈夫だったの?』
『おう!意外と平気だった!すいてたしな!』
『・・・・・・そっか。』
よかった・・・・。
とりあえず近くのファミレスに行く事にして、
歩き出す。
『あーあ。なんで こんな事になったかなー。』
と、タメ息を吐く晴臣さん。
話を聞いて、事情は分かったとはいえ
まだ納得はしてないらしい。
晃くんも、ホントは納得してない・・・
けど、諦めもついたらしい(・・・・多分)。
『仕方ないよ。
・・・新見さん、店長の友達なんだから
呼ばれたんじゃないの? 』
『うーん。でもなー。
今まで祝ってもらった事なんかないのに、って
英道も不思議がってたぞ?
理由が 分かんない、ってさ。』
『・・・・・ そうなのか。
なに考えてんだろ、店長・・・・』
薫さんの考えてる事は
薫さんにしか分かんないんだよね・・・・
まあ、なるようにしかならないか・・・・・
『それで、晴臣さんたちは どうするの?行くの?』
と、聞いてみた。
『うーん。・・・どう思う?
とりあえず、行くって言っておいてさ、
当日 ドタキャンとかしたらマズいかなぁ?』
『『え・・・・・・・・・。』』
思わず、立ち止まる僕と晃くん。
『な、なんだよ?』
『それはダメだよ・・・・・・・・・』
『えと・・・僕もそれはダメだと思う・・・・・』
だって、そんな事したら・・・・・
どうなるか
どんな事になるか・・・・・・・
分かんないよ?
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