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最高のプレゼント☆32

** 遊・side ** パーティー自体は 普通に盛り上がって、料理も美味しくて、 晃くんも時間が経つにつれ慣れたのか 吹っ切れたのか 笑顔になる回数が増えていった。 途中、余興で 薫さんと しもべ・・・いや、お友達たちによる “ マジックショー ” なるものが披露された・・・のだけど 薫さんが、箱の中に剣を差し込む度に 「うっ・・・!」とか「あーっ!」とか声が聞こえてきて それを聞いた薫さんが悪魔のように高笑いして・・・ 店内は、微妙な空気に包まれた。 マジックというより さながら あれは、 “ 山咲 薫 ドSショー ” だったなぁ。 巻き込まれなくて よかった。 ☆ 『あーあ。好き放題やっちゃって。  変わってねーなぁ。』 新見さんが苦笑いしている。 それを聞いた晃くんが、新見さんに顔を近づけて 薫さんを気にしながら、聞く。 『あの・・新見さんって、店長と同級生なんですよね?  高校生の店長って どんな感じでした?』 『ん?・・・・ああ。・・・・・そうだな。  初めて見た時は・・・・うーん、なんつうか・・・・  儚げっつうか、色白いし、細いし  女みたいにキレイな(ツラ)したヤツだな、と・・・』 『は、儚げ・・・・・っ!?店長がぁ?』 『はは。うん。最初だけな。  あとは、いっつも1人でいて、喋んなくて  おとなしいヤツなのかなって思ってたな。』 『えーっ !?おとなしいっ!?』 『うん。そんなだからさ。  結構、クラスの中の悪いヤツらに  からかわれてたんだよな。』 『て、店長が?からかわれる!?  あの!あの店長がっっ!?なんて!?』 『まー、そういう事に興味のある お年頃だからさ  つきあえ だの、抱かせろ だの、さ。』 『えぇ!?それ、言われて  店長、何もしなかったんですか?』 あまりに今の薫さんとは違うイメージに 僕も、話に引き込まれていく。 『ん?ふははっ。いやー?したよ。  あれで、薫の本性がわかったんだよなぁ。』 新見さんは、その頃を思い出して笑いだす。 それはそれは楽しそうに。 よほど面白い事があったみたいだ。

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