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夏休み4人旅☆4
** 晃・side **
『ほら。入れ、ハル。』
『・・・うん。』
頬っぺたを押さえた晴臣さんがリビングへ入っていく。
新見さんが、その後を追いながら、不意に振り向いた。
『晃、悪かったな。』
『い、いえ・・・・俺こそ、スミマセン。』
『いやいや。
アイツ、お前より年上の癖にガキだから。
わがままで すまんな。』
『い、いえいえ!俺こそガキで・・・』
『あの調子で 旅先でケンカなんかしたら
面白くないからな。先手 うっとこーと思って。』
『は、はあ・・・・。
──で、おやつ抜き・・・・・ですか?』
俺の言葉に、新見さんは ニヤリと笑う。
『ああ。ハルにはアレが1番 効くんだよ。
ガキだろ?』
『はあ・・・・・』
・・・って事は、
やった事 あるんですね?
『ま、仲良くやろうぜ。』
『あ、はい。』
『ケンカすんなよ?』
『は、はい・・・・』
『ケンカしたら どうなるか
・・・・覚えてるよな?』
ギロリと睨まれる。
マ、マジだ・・・・。
この顔はマジだ・・・・っ!
『し、しませんっ!!』
『うん。よろしくな。』
そう言うと、新見さんはリビングへ。
今回は、晴臣さんが何か言ってきても
(来ないとは思うけど←おやつ抜きを避ける為に)
おとなしくしとこう。
一人で留守番なんて絶っっ対に
イヤだからっっ!
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