704 / 761
夏休み4人旅☆5
** 晃・side **
(やっと)リビングに入って、落ち着いて座って
コーヒーを飲んで、温泉の話で盛り上がって
時間はあっという間に過ぎて・・・・・いよいよ出発!
『よーし、行くか。』
『『『はーい!』』』
『忘れ物、ないな?』
『『『はーい!』』』
やっぱり、お父さんみたいな新見さんが
家中の戸締まりを確認して回る。
あの後は、晴臣さんとケンカはなく、
俺は 留守番を免れ、ホッと一息。
晴臣さんは 大量のおやつをカバンにつめ込み、
ほくほくの笑顔だ。
☆
『僕、夜行バスって初めて。』
『俺も初めてー。』
『俺も俺もっ!』
『俺もだなー。』
電車で最寄りの駅まで移動して、
そこからは歩きで 夜行バスの バス停を目指す。
『なんか、ワクワクするね~。』
『うん。楽しみー!』
初めての夜行バスにワクワクする俺たち。
『俺!絶対 寝ないっ!ずっと起きてるっ!
つきあえよな、英道っっ♪』
『・・・・ほー。まぁ、頑張れ。』
なぜか寝ない事を高らかに宣言する晴臣さん。
そうこうしているうちに
バスがやって来るのが見えた。
『わー!来たっ!』
『来たっ!来たっ!』
喜ぶ俺と晴臣さん。
反発もするけど、気は合うんだよな。
仲良く、なんて簡単簡単♡♡
さて。
いよいよ、出発です♪♪
ともだちにシェアしよう!