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夏休み4人旅☆12

** 晃・side ** えーと。 今のって つまり・・・・ 『・・・・・・・・・・遊。』 『・・・・・・晃くん。』 2人、顔を合わせ・・・・・ 堪えきれず、ぶっと吹き出した。 『あははは!』 『あはは!』 面白い・・・・・っ!! 面白すぎるっっ! なんなの、女将っ!! なんで あんなノリノリなの !? 『俺たち、公認の仲・・・って事だよね?』 『・・・だね。・・新見さんと晴臣さんも。』 ふふ、と また2人で笑う。 『時間、何時?』 『えっとねー、・・・8時と9時半。』 『ご飯 食べてからか。』 『うん。』 『遊ー !? 晃ー !?なにしてんのー !?』 奥から晴臣さんの呼ぶ声。 もう一度 見つめあって クスクス笑ってから 中に戻った。 ☆ ☆ 『へー。』 『・・・・・/////』 貸しきり風呂の話を聞いて、ニヤリと笑う新見さんと、真っ赤になって俯く晴臣さん。 『ハル~?先にする?後にする?』 『・・・っ・・・!?ア、アホかっ!!  シないっ !!シないからなっ///!俺はっっ !!』 真っ赤な顔で焦る晴臣さんに 新見さんは意地悪そうに ますます ニヤリと笑う。 『ああ?・・・お前、なに勘違いしてんだ?』 『・・・・・・・・・へ///?』 『風呂の順番 聞いただけだろーが。  ・・・・・・で?なに?なんだって?  何をシないって?詳しく言ってみ?』 『・・・・/////////~~ っ!』 まだ赤くなるのか・・・・ってくらい 最高潮に赤くなった晴臣さんは 声も出ないらしく 代わりに新見さんをポカポカ叩き出した。 『はは。いてーよ。』 『//////~~~っっ!!』←ポカポカ 痛い、と言いつつ 全然 痛くもなさそうに笑う新見さん。 それが面白くないのか、 ますます ムキになる晴臣さん。 『はは。痛いなー。あ。風呂、俺ら後でいーわ。』 『・・・・っ!入らない!俺、入らないっっ///!  ぜーっったい、入らない~っっ/////!!』 『ふーん。じゃあ、いーよ。  俺ひとりで入るから。  あ、それとも誰か探して入ろーかなー?』 『・・・・・・・・・・・・・・・なっっ////?!  入るっ!入るっっ!入るっっ////!』 『どっちだよ。』 『入るーっ/////!』 『あはは。晴臣さん面白ーい♪』 『あ、晃くん・・・・・💦』 『────っ!  うあぁぁぁぁっ////英道のバカぁぁぁ////!』 恥ずかしさの限界か ゆでダコ状態の晴臣さんは 新見さんに抱きついて顔を隠してしまう。 ・・・・・・・・・うん。 人前(?)で 新見さんに抱きつくのは 恥ずかしくないんだ・・・ 成長(?)したなぁ、晴臣さん♪ 『はいはい、悪かった悪かった。  晃、俺らが後でいいか?』 晴臣さんの頭をよしよし撫でながら それでも楽しくて仕方がないらしく 満足げに笑う新見さんに 遊と2人でお風呂に入れれば順番なんて どっちでもいい俺は、大きく頷いて見せた。 『ほら、ハル。お茶 飲んで散歩行こうぜ。』 『・・・・・・・・・/////』 『晴臣さん、晴臣さん。お菓子 食べよ?』 『あ!お饅頭があるよ~♪』 『っ!・・お菓子・・・・饅頭・・・・・・食べるっっ!』 お菓子に釣られて、子供みたいに目をキラキラさせ 顔を上げる晴臣さんが可笑しくて、 みんなで笑うと、今度は 晴臣さんも一緒に笑いだして 和やかな、いい雰囲気になった。 ああ、なんか いいなぁ・・・・・ こうゆうの。 楽しい。 来てよかったなぁ・・・ って しみじみ想う俺だった。

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