＊＊ 晃・side ＊＊ お茶とお茶菓子を堪能して、外へ。 去年、 遊と２人で歩いた道を、４人で歩く。 なんか、不思議な感じ。 『あ！温泉まんじゅうっ !！』 『食うか？』 『うんっ！』 ほかほかの湯気があがる蒸し器。 去年、食べたなー。 熱々で あんこ たっぷりで美味しかったなー。 『あ！ろくろ！』 『陶芸か････へぇ。』 手拭いを頭に巻いた いかにも陶芸家！って 感じの人がろくろを回している。 うんうん。 去年、見たなー。 ただの土のかたまりが魔法みたいに お皿になったり、湯飲みになったりするのを 見てるの 楽しかったなー。 高くて、買えなかったけど･････ (夫婦茶碗！いつか買うんだっ！！) 『あー。腹減ったぁぁぁ。』 『･･･は？お前･･･今、まんじゅう５個 食ったろ？』 『え？甘いモノは おやつで ご飯じゃないよ？』 『････････。あっそ･･･。あ、もう昼だな･････ 　昼メシ、何にする？』 聞かれて、去年も もらった観光マップに目を凝らす。 『遊、食べたいのある？』 『んー。そうだね････ 　なんか さっぱりしたもの食べたいかなぁ。』 『だねー。あ！ここ お蕎麦屋さんがあるよ。』 『わ、ホントだー。お蕎麦 食べたいー♡』 『蕎麦っ！？やったー！行こう行こうっ！』 『オッケー。じゃあ 行くか。』 『『『はーい！』』』 観光できる場所やお店が密集してるから お蕎麦屋さんも近い。 お土産屋さんも覗きながら、のんびりと歩く。 『おーい！早く行こうぜーっ！！』 ････って、 １人だけ ものすごく早足の人もいたけどね。