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夏休み4人旅☆15
** 晃・side **
『『晴臣さん!』』
急いで駆け寄る。
『・・・・・・・・っ・・っ////』
固まっていた晴臣さんは俺と遊を交互に見て
ますます赤くなってゆく。
『・・・・・・・っ・・っ/////』
ここで、晴臣さんが 照れ隠しに騒ぎ出すと
帰るのに時間がかかってしまう。
晴臣さんが言葉を発する前に
コトを進めなければ・・・・・!
『とりあえず旅館に戻ろう!』
『それから4人で入ろ?温泉っ!ねっ?』
『・・・う、・・・・・・・う・・・・ん・・・・』
畳み掛けるように言うと
ロボットみたいに コクコク頷く晴臣さん。
よし。
とりあえず1段階めはクリア!
『あ!あーっ!かき氷!そこ、かき氷 売ってる!』
『晴臣さんっっ食べる?食べるよね?ねっ?』
『・・・・・・・・・・・・食べる・・かき氷・・・・
かき氷・・・・?はっ!!た、食べるっっ!』
よし!正気に(?)戻った!!
あとは
かき氷に向かって、ゴー!
どうだ!俺と遊のナイスな誘導!
うははは!
『お前ら、ハルの扱い 慣れてきたなー』
ご機嫌で かき氷を買いに走っていく晴臣さんを見て
新見さんが感心したように呟く。
『あんまり虐めちゃダメですよ?』
遊がめっ、と釘をさす。
怒ってる遊もかわいい・・・・♡
『はは。わりーわりー。
俺も かき氷で釣ろうと思ってたからな。
ナイスプレーだな、2人とも。』
『いくら晴臣さんだって、いつも食べ物で
ごまかせるとは限らないんですよー?』
『そうだな。今日は もう虐めるのは
“あっち”の時だけにしとくわ♪』
『・・・・・・・っ・・・////』
『・・・・・・・・・・///////』
え、えっと・・・・・/////
あっち、って・・・・・・
エッチ・・・・・・・だよね??
っていうか
するの?エッチ・・・・・
そ、そうか。
俺、この旅行では 遊とエッチな事は出来ないって
思って来たけど・・・・そうか
出来るんだよな、貸し切り風呂で。
(女将のお陰♪♪)
うはは。
そっか。
そうだった~♪
うわーいっ!!
俄然、楽しみになってきたっっ!
『よし!晴臣~!食べたら帰るぞー!』
『んなっ!?おまっ・・・晃!
呼びすて すんなよなっっ!』
『いいから、いいから♪』
帰ろう!帰ろう!
温泉だ!晩ごはんだ!
貸し切り風呂だぁーっっ!!
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