715 / 761

夏休み4人旅☆16

** 晃・side** 旅館に戻り、荷物を置いて とりあえずは 本館の大浴場へと やって来た俺たち。 時間的なモノなのか 誰もいなくて・・・ なんと、まさかの貸切状態! ───って・・・まあ、そうは言っても 2人きりじゃないし さすがに いつ誰が来るか分からないし 何もシないけどね。 ホントの貸し切り風呂に期待っっ !! 『あ”ー、気持ちいー。』←晴臣 『ん”ー。最高だねぇ・・』←遊 『はは。お前ら、じいさんか。』 『遊・・・かわいい・・・・♡』 ピンクの頬っぺた、 うっとり気持ち良さそうに閉じられた瞼・・・ か、かわいい♡ そして、エロい♡♡ 温泉って素晴らしい・・・! 『晃はエロ親父みたいだな。』 『っっ!? 俺は遊の親父じゃありませんよっ!』 『は?そういう事じゃなくて・・・・・・  あー。いや、ま・・・いいや。』 『遊・・・・かわいい・・・♡』 『・・・・聞いてねーし』 新見さんが呆れたようにタメ息をついたのを感じた。 けど、どうでもいい。 遊のあの姿を目に焼き付けなければ! 『晃くん』 露天風呂の岩の上に両手を出し、顎を乗せて うっとりと目を閉じていた遊が、 パチッと目を開いて俺に向かって微笑んでくる。 『な、なにっ////?ゆー。』 『うん。あのね?  あっちの打たせ湯に行ってきていーい?』 『ん?あ・・・うん。いいよ?じゃあ俺も・・・・・・』 『やったー!行こ、晴臣さん♪』 『いえーい!行こうぜ 遊~っ!』 『・・・・・え?あれ?』 2人で行くの・・・? あれ・・・・・・? 『ふは。見とれて呆けてるからだ。』 『はぁ・・・・・・』 『まぁ、後で2人きりになれるんだから  好きにさせてやれよ。』 『はぁ・・・・・』 ま、そうだよな・・・・ 少しくらいなら・・・・(イヤだけど。) すんげー イヤだけど! ・・・・・・・・・仕方ないかぁ。 『ふっ。ガキだなー。』 打たせ湯で はしゃいでいる晴臣さんを見ながら 新見さんが頬を緩ませる。 『・・・・・・・・・』 あ、そうだ。 せっかく新見さんと2人だし 最近の2人について聞いてみようかな~♪

ともだちにシェアしよう!