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夏休み4人旅☆18

** 晃・side ** 荒ぶる晴臣さんを なんとか なだめすかし (ご機嫌とりは もちろん、おやつ ←笑) 今度は 4人 みんなで打たせ湯を堪能した。 そして、 浴衣を着て部屋に戻る途中の事。 『あ、あのぉ・・・・・・っ////』 同じように浴衣を着た2人組の女の子が 声をかけてきた。 ・・・新見さんに。 ここでも モテモテな新見さん。 やっと機嫌の直った晴臣さんの顔が みるみる曇っていく。 ありゃりゃ。 って、・・・・・・・・あれ? なんか 前も こんな事があったって 聞いたような・・・・ 『なにか?』 『もしかして・・・俳優の○○さんですか~?』 『いや、違います。』 新見さんは晴臣さんを想ってか、 随分 受け答えが素っ気ない。 でも、それに気づかない2人組は 積極的に新見さんに話しかけてくる。 『えー?そうですかぁ?えー??  あー、じゃあ!一緒に写真 撮らせてもらって・・・』 『撮らねーからっ!  コイツは○○じゃないっつーの!よく見ろよ!』 晴臣さんも追い払うべく、声を張り上げる。 『えー。ホントにぃー?』 『似てるんだけど~?』 『似てたとしても違うからっ!  もう!あっち行けよっっ!』 『なんだぁ・・・違うのかぁ・・残念~。』 『てか、アンタ、なに~?』 2人組、最後の逆襲。 『・・・・・・へっ !? お、俺は・・コイツの・・』 さっきまでの剣幕はどこへやら 言葉に詰まる晴臣さん。 『コイツは、俺の恋人だ。  そして、俺は○○じゃない。・・・もう いいか?』 『ひ、英道・・っ・・///』 新見さんが後ろから晴臣さんを そっと抱きしめる。 『消えろ。』 新見さんの鋭い眼力と、凄みを効かせた声に・・・ 2人組は慌てて去っていった。 『ふん、だ! べーっ、だ!』 『あー、めんどくさ。ハル、サンキュー。』 『べ、別に いいけど・・・///  ってか、お前・・・変装でもすれば?  毎度毎度 声かけられやがって!ムカつく!』 『ん?変装したら余計 声かけられるんだけど?  いいのか?』 『う・・・・///っ! うがーっ!ムカつくー!』 掴みかかる晴臣さん。 『はっはっは。』 それを笑って受け止め 正面から抱きしめる新見さん。 『────っっ////!?  ぎゃあぁぁぁぁっ!は、離せ、バカッ///!!』 『はっはっは♪やなこった♪』 『はーなーせーっっ////!!!』 『やだね♪』 うーん、面白い♪ なんだかんだで仲がいいよなぁ この2人。 俺たちも負けてないけどねっ! でも、さすがに ここで遊を抱きしめるのは・・ なんて思っていたら 遊が さりげなーく俺の指先を ちょこんっと摘まんで すぐ離した。 『・・・・・・・っ・・ゆ、ゆー////』 『・・・・・・えへへ////♡  お腹すいちゃった////部屋に戻ろ??』 『・・・・・・・・う、うんっ////!』 『晴臣さんたちにも言ってくるね♡』 遊が2人の元へ走っていく。 (後ろ姿もかわいいっっ♡♡♡) 『メシッ!?食うっっ!!  英道っ!部屋に戻るぞーっっ!!』 晴臣さんが新見さんを振りほどき スキップ混じりに駆け出す。 ご飯パワー恐るべし(笑) さあ♪ 本当のお楽しみの前のお楽しみ、ご飯ご飯~♪

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