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夏休み4人旅☆29

** 新見・side ** ☆ ☆ 『大丈夫か?』 『・・・・・・うん ///』 『おぶってやろうか?』 『・・・・・/// いや、いい・・・・っ///!』 イって、逆上せて、フラフラになったハルは それでも自分で歩こうと ギクシャク ぜんまい仕掛けの おもちゃのように前に進む。 あの1回で、見事にトンでしまい気を失ったハル。 仕方なく抱っこして温泉に浸かった。 まったく起きてくれないから 逆上せるくらい温泉を堪能したのだ。 あーあ、くそー。 どうせなら あと2、3回 ヤりたかった・・・ なんて言うと、 きっと照れながら怒るだろうから黙っとくけど。 『英道…!アイス!アイス食べたい!』 『・・・・おー。』 アイスを見つけた途端、急に元気に走り出す。 くそー。 気ぃ失ってる時も アイスで釣れば起きたのか…? 『なー、遊たちにも買って帰ろうぜ~!』 『……おー、そうだな。』 アイスのカップを手に満面の笑みを浮かべるハルは さっきまでのエロさは微塵もなく、 中学生・・・いや、小学生……。 て事は、アイスで起こしても意味なかったか…… そーか、やっぱり1回しか出来なかったのか…… そーか、くそー。 『俺、バニラとイチゴとチョコ~!』 『3つも食うのかよ・・・』 胃袋は食べ盛りの高校生か。 『寝る前だから1個にしなさい。』 『えー。じゃあ、2つ・・・・ダメ・・・?』 小首を傾げ、上目使いでおねだり・・・って、 小悪魔か、このやろう。 『・・・コ、コホン・・・・・ま、いいだろ。』 『わーい!買ってくるー!』 アイスを抱えてレジにスキップするハル。 やっぱり小学生だ・・・・。 でも、今のはヤバかったな・・・。 危うく、押し倒すところだった。 足りねーんだよ、全然。 くそぉ… やっぱ、あと2、3回 無理矢理起こしてでも ヤッとけばよかった。

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