733 / 761

夏休み4人旅☆34

** 晃・side ** 『あ・・・・・・・れ?晴臣さん??』 遊が ビックリしたように固まる。 『あ・・・・・・・・!』 『あ・・・・・・・・!』 遊の顔を見て、俺たち2人もビシッと固まった。 そ、そうか! そりゃ、驚くよな !? 『あ、あ、あの・・・遊!これは・・・・!』 『そ、そ、そうだ!なんかの間違いで・・・!』 焦りまくる俺たちを見て、遊は・・・・ クスクス笑いだした。 『部屋、間違えちゃったんだね。  晴臣さん。』 『そうそう!晴臣さん・・・・が・・・・・え?』 『そう!俺・・・・・が・・・・、えっ !?俺っ ?!』 目の玉がこぼれ落ちそうなくらい 大きく目を見開いて 真っ青になる晴臣さん。 『お、俺・・・・・が・・・・?間違え・・・・・・・』 「やっぱり晴臣さんじゃんか!」って 文句の1つでも言ってやろうと思ってた俺だけど・・・・ 言えないな、こりゃ。 『そういえば・・・・朝方 トイレ行って・・・・・  え・・・・・その時・・・・・???』 晴臣さんは真っ青なまま、ブツブツ呟いている。 俺の方は、真相が分かったのと 遊に変に誤解されなかったので、ホッと 一安心。 『あー、ビックリした。  晴臣さんが部屋 間違えるなんて・・・・・・』 『ふふ、ホントだね。』 遊と間違えて、抱きしめちゃった なんて 口が裂けても言えないけど・・・。 って・・・・・・、 あれ? 『遊は・・・その時・・・ここに居なかったの?』 俺は 寝こけてたけど、遊は敏感だから そういう気づくハズ・・・だよな? ってコトは、ここにはいなかったって事 ・・・・・・・・・だよな?? 『え?ああ・・・・僕もトイレに起きて・・・・・  出たら ばったり新見さんと会って・・・  新見さん、出かけるって言うから  玄関に見送りに出てたんだよね。  その時に、晴臣さんもトイレに行って・・・・  寝ぼけてて部屋を間違えたんしゃないかなぁ?』 『え?新見さん、出かけたのっ !?』 『えっ !?英道 どっか行ったのっ !?』 『『こんな朝早く!?』』 2人して声を揃えて叫ぶと 遊は 少したじろいだように身を退いた。 『え?・・・あの、レンタカー借りに行くって・・・  あれ?新見さん、晴臣さんは知ってるって  言ってたよ?』 『・・・・・・・・へ?俺??  え・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・  ───あ!そうだ!  そういえば、言ってたっ !!』 たっぷり かなり、たっぷり考えてから叫ぶ晴臣さん。 ・・・・・・いやいや。 そこは覚えとこうよ・・・・・・・・・ ガックリ↓↓

ともだちにシェアしよう!