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夏休み4人旅☆43

** 新見・side ** 『新見さーんっ !!』 嬉しそうに走ってくる晃。 ハルを迎えに行って、浴衣に着替えたらしい。 後ろを歩いてくる遊も 浴衣を着ている。 そして、遊に手を引かれ 歩いてくるハルも・・・・ ハルも・・・・・・・・・ 『・・・・・・・・・ん?』 あれ? ハル・・・・じゃない? 『お待たせしました!』 『お、おう・・・』 元気に言い放つ晃に押され、 「ハルはどうした?」と聞けずに 目の前の3人を まじまじと見つめる。 晃と、遊・・・と・・・・ 誰だ?コイツ。 背格好はハルと同じくらいだが・・・ 真っ赤な顔をして俯いているピンクの浴衣の女。 誰なんだよ? なんで ここにいるんだよ? 一体、どういう事だ? つーか、ハルはどこ行った? 『おい、晃・・・・・、っ!』 『はーい!花火大会にレッツゴー!』 これまた、聞く間もなく 晃が俺の手を掴み、歩き出す。 『お・・、おい!待て!ハルは?』 慌てて止めると、晃と遊が 「信じられない!」って顔で ぐるんっと振り向いた。 『・・・え?』 『いるじゃないですか!ここに!』 『・・・・・・は?』 晃が指差す、そこに居るのは ピンクの浴衣の女・・・・・・・・・ ──って、え? ・・・・・・え?? まさか、この女・・・・・・ たしかに背格好はハルと同じくらい・・・ ───って、え? まさか・・・まさか・・・! 愕然と立ちすくんでいると 浴衣の女が ゆっくり顔を上げた。 『ひ、ひで・・・みち・・・・////』 『──────っ !!』 真っ赤になった顔には、うっすら化粧がしてある・・・ けれど、その顔は、紛れもなく間違いようもなく 俺の愛しい恋人・・・・・・・・・ 『・・・・っ !!ハ、ハ、ハルーっ ?!』 『・・・っ、・・・・はい・・・・///////』 思わず大きな声を出してしまうと ハルは 恥ずかしそうにまた俯いてしまった。

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