747 / 761

夏休み4人旅☆48

** 晴臣・side ** 見た目がどうとか、心で繋がってるとか ナンパ女の前では───関係ないっ! 腹が立つのは どうにもならない! このヤロウめ! 俺の英道に・・・・・許さんっ! とっちめてやる! 『おい!』 頭に血がのぼった俺は 文句を言ってやろう、と ずいっと英道の前に出た。 すると、すかさず英道の腕が 後ろから回ってきて 俺を すっぽり包み込むようにして 抱き寄せ、 そして・・・ 『これ、俺の彼女。可愛いだろ?』 見せつけるように、こめかみにキス。 『胸もでかいし。』 なんて言いながら・・・俺の偽物の おっぱいを 両手で大胆に揉み始めた。 『───っっ//////// !?』 『~~ほえっっ////!?』 俺も、ナンパ女も 突然の英道の痴態に驚きすぎて 石のように固まってしまう。 『俺、コイツ以上に可愛いヤツ 知らないし  いらないからさ♪・・・消えてくれる?』 低く 唸るような声で 冷たく言い放つ英道。 『────っっ!』 ナンパ女は ハッと我にかえると 真っ赤になって 何も言わずに ワタワタと走り去っていった。 『ははっ。おもしれー ♪ 』 英道が 面白そうに クツクツと笑う。 『いやー、巨乳って便利だな ♪ 』 『・・・・・・・・・・・』 一方、俺は 驚愕のあまり ガッチガチの石になったまま・・動けない。 『ほら、ハル。とうもろこし買うぞ?』 『・・・・・・・・・・・』 ご機嫌な英道に抱かれたまま 売り子のお兄さんの前に行けば 若いお兄さんも あんぐり口を開けたまま 真っ赤な顔で・・・・・・・やっぱり石になっていた。 『・・・・・・はっっ!・・・・あ・・っ・・・////// !!』 う、うわあぁぁ・・・・・・・っっ////! ばっちり見られてんじゃんか//// !! 英道のバカ・・・・ッッ//// !! 『おにーさん。とうもろこし、2本ね ♪ 』 英道は 気にもしてない様子で 呑気に注文する、・・・・けど 『ほわぇっ/////!は、はい!に、2ぽん!  いや、とうもころひ、し、 2本だす、ですねっ !?』 笑えるくらい、どもりまくる お兄さん。 そのテンパり具合に 俺も、なんだか笑えてきて・・・・ 気がつけば3人で 大笑いしてた。 『ありがとうございました~♪』 お兄さんに手を振って、 がぶりと とうもろこしにかぶりつく。 まあ、胸 揉まれたのはビックリ、だったけど おかげで ナンパ女を追い払えたし よしとするか~♪ うん♪ とうもろこしも美味い ♡ 最高♡♡

ともだちにシェアしよう!