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夏休み4人旅☆51
** 晴臣・side **
『・・・・・・・・』
『大丈夫か?ハル。』
人気のない、暗い道。
上へ上へと続く 長い階段を
英道に手を引かれ登っていく。
時々、心配そうに 声をかけてくれる英道。
でも、俺は何も言えない。
顔も上げられない。
だって・・・・・
恥ずかしい・・・ ////
すっげー、恥ずかしい・・・/////
俺、すっげー、恥ずかしい////っっ !!
あああああああっ!
穴があったら入りたいーっっ!
あ、穴・・・・・・
穴・・・・・・
孔っ・・・・・/////////!!
あーな───────っ///// !!
(墓穴)
うええええぇぇぇんっっ!!
* * * * * 遡ること、少し前 * * * * *
英道は 遠くを指差し、俺を見た。
『この上にな?神社があるらしいんだわ。
ちょっと歩くけど 小高いところにあるから
よく花火が見えるんだと。』
『へ?へ、へへへ、へー、・・・・・っ・・/////』
そうなのだ。
そういう事だった。
俺の早とちり&勘違いだったのだ。
でも・・・・でもさ!
しょーがなくね?
だって、だってさ!
花火が上がる前に
エロい事したの 英道だし!
勘違いしても
しょーがないよな !?
・・・・・・なんて、
言い聞かせても、恥ずかしさは
消えてくれない。
あー、俺のバカ//////
ホンットにバカ//////
バカバカッ////// !!
久しぶりに、英道の目の前から
ダッシュで逃げ出したい。
本気でそう考えてしまう。
でも、ちょうどそこで 長かった階段を登りきった。
『着いたな。』
『・・・・うん。』
ドン!と花火が上がる。
下で見たより、空気が澄んでて
空が広い。
迫力も満点。
すごい・・・・・
キレイ。
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