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大好きだから・・・☆6
――ええ !?
俺、何か やらかした?
遊が冷気をまとって迫ってくる。
ユラユラと・・・・・
こ、怖いっっ!
『ねぇ・・・・何で・・・
気持ちイイって知ってるの・・・・?』
え?
『誰かに 触らせたの・・・・?』
・・・・・えぇ?
『あーきーらーくーん?』
・・・・・・えぇぇ?
何で?
何で ?
怒ってる?!
えーと
えーと・・・!
さっき自分が何を言ったのか、必死に思い出す。
えーと
えーと・・・・・・
“あそこ、マジで気持ちイイよね!”
・・・・・・・・・・あ。
あ――――っっっ!!
そ、それで遊は・・・
なんで知ってるの?
誰かに触らせたの?
って、
怒らせちゃったんだっ!!
うわ・・・!
・・これは・・・ヤバい。
『・・・あぁーきぃーらぁーくーん?』
鬼気迫る 遊の顔。
ゾゾゾ・・・・・・ッ
さ、寒い!!
『こーたーえーてーぇー』
こ、怖い !!
『え、えと・・・えっと・・・て、店長・・です』
『店長・・・・・・・・・・』
『あの・・あの・・あの、色々 相談にのってもらってて、その時に・・・・』
『その時に・・・・したんだ・・・・・・』
『ち、違っ!その・・・指だけ!
それに、からかわれただけ だから!』
手を握ろうとすると、また バシッと、はたかれる。冷気も増すばかりだ。
『指・・・・・だけ・・・?』
『指だけ!ホントに!
遊と上手くいくようにって、前立腺の事、
教えてもらっただけ!それだけだから!』
『・・・・・・・・・・・・・・』
『信じて!ゆー・・・・・・!!』
俺は必死だった。
遊に嫌われたら 生きていけない !!
俺のバカ!
店長のバカ!
いや、やっぱり俺のバカ───ッッ !!
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