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夏休み☆11
『───で?いつから つけてたんだ?』
『今さっき・・電話してる薫さんを見かけて。』
『楽しかったか?』
『全然。すぐ終わっちゃったし。』
『ふーん。そりゃ悪かったな。』
普通に会話しながら歩く2人。
少し後ろを歩く俺。
なんだろう・・・この疎外感。
何でか、仲いいんだよな~。
俺だったら、確実に殴るか蹴るか されてるよな~。
『何で つけてたのか・・・・は、まぁ想像つくけど。』
と、店長。
『あ!それ!
そろそろ教えて下さいよ!――ぐはっ!』
割って入った俺に、容赦ない蹴りが・・・。
や、やっぱり・・・・!
店長 俺には容赦ない・・・!
い、痛いよー !!
『ちょっと!晃くん 蹴らないで!』
『あ、わりーわりー。そこに居たから。』
なに・・・その
そこに山があったから的な言い方は・・・!
『晃くん 大丈夫?』
『大丈夫だよ、コイツは。』
遊・・・ありがとう・・・!
店長・・・バカ・・・!
気がついたら駅の前まで来ていた。
『じゃあ、帰りは1時だから。』
『え・・・・・・・』
と、一言。
店長は、駅に入って行った。
やっぱり、今日も(いや、明日か。)
ウチに来るのか!
・・・・・理由は なんなんだろう。
果てしなく くだらない事のような気がしてならない。
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