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遊の告白★11

『ご、ごめ・・っ・・ふっ・・・ふふ・・・っ』 笑いながら、涙が ポロポロ溢れる。 抱きしめている俺の腕の中で 泣きながら 笑う。 『・・・・遊くんが落ちついたら下りて来て。 ご飯にしましょう』 『そうだな・・・・』 遊の頭を それぞれ 撫でてから 2人は部屋を出ていった。 すると、 遊が慌てたように、顔を上げた。 『あ、あの!・・・・・・・・あの・・・ ありがとうございます・・・!僕・・・・っ・・』 母は、遊を手をあげて止めると ニッコリ笑って、 『大丈夫よ。あなたは幸せになれるわ』 そう自信たっぷり、キッパリ言うと 親指をぐいっと立ててから出ていった。 ん・・・・? なんか・・・・・・引っかかる・・・ 今の言い方。 やっぱ、もっと前から 聞いてたんじゃ・・・・? ま、 いいか。 『ゆー・・・・大丈夫?』 『・・っ・・ぐす・・・・、うん・・・・』 まだ、涙が止まらないらしい。 『 ・・・・よかった・・・・・許してもらえて。 僕は、ホントに・・・・晃くんがいたら・・なんにも いらない・・・・晃くんだけでいいから・・・・ わ、別れて、って言われたら・・・・どうしよう…って・・・・すごく・・すごく怖かった・・・・・』 『・・・・・・大丈夫だよ。 話せばわかってくれる人たちだし・・・・ それに・・・もし、万が一 反対されたとしても 俺が遊を離さない・・・・』 『晃くん・・・・・』 『俺の想いは、遊より重いんだから。 イヤだ、って言っても離さない』 『言わない・・よ・・・』 『もし逃げようとしたら縛ってでも 傍においとくし!』 そう言って、ギュウギュウ抱きしめる。 痛いくらいに。 『逃げない・・けど・・・縛っていいよ・・・ 傍に・・・ずっと傍にいたい・・・』 遊も、力を込めて抱きついてくる。 離さない 離れない 今も これからも ずっと。 『遊、愛してる』 『晃くん・・・僕も・・・・愛してる・・・』 見つめあって・・・・ 唇を重ねた。 想いをも、重ねるようなキス。 これは 約束のキス。 ずっと傍にいる 誓いの・・・キス。

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