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合コンと告白の行方★9

*** 晃・side *** ・・・・・・・・ 静かだ・・・・・ さっきまで賑やかだったのに、 どうやら残りのメンバーも 一緒に部屋を出ていったらしい。 まだ熱い体を冷ますように 深く深呼吸を繰り返す。 助かった・・・ ヤバかった・・・ 今は、名前が思い出せないけど あの友達に感謝しなくちゃ・・・ 倒れたまま動かない遊を見る。 仰向けになって、顔をこちらに向けて 少し苦しそうな顔で眠る遊・・・。 頬がほんのり赤くなっている。 遊のも・・お酒が入ってたのかな・・・? 『ゆ・・・、・・・・・っ・・』 ジーっと遊を見ていると、 さっきの、どうしようもない熱い熱が甦ってくる。 どんどん体が熱くなる。 でも、真美の時とは比べ物にならない。 キスしたい キスしたい・・・ 抱きしめたい・・・! 眠ってたって構わない。 俺のを捩じ込んで・・突き上げて、吐き出して、 ドロドロにしてしまいたい・・・! そっと、遊の顔に手を伸ばす。 頬に手が触れた瞬間、指先が甘く痺れた。 自分の中心にも、驚くほどの甘い強烈な快感が突き抜ける。 『・・・・~~っ、・・はっ・・・・っ・・』 ヤバ・・・っ! 気持ち・・・いいっ! いっそ このまま、ここで・・・・ 抱いてしまおうか・・・ 普段では考えられない思考なのに、 おかしいと思う余裕すらない。 その時・・・ 『志田、タクシー来たぞ』 と、声がした。

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