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合コンと告白の行方★17

*** 遊・side *** 揺れてる・・・ ふわふわする・・・・ 温かい・・・・ なんだっけ・・・・ 僕・・どうしたんだっけ・・・? 眠い・・・・・ 体がダルくて重い・・・・ 何も・・・何もしたくない・・・・ 誰かが 話してる声が、振動になって聞こえてくる。 ・・・・・・・? おんぶ・・・されてる? 誰だろ・・・ この背中・・晃くんじゃない・・・・・ んん・・・・・・・? ボーッとしながら考えていると、 「高橋真美」って言葉が耳に入ってきた。 ・・・・・あ! 高橋真美! 晃くん・・・ あの子と・・・どうなったんだろう・・・ 晃くん・・・あの子の胸に触ってた・・・・ 晃くんからは触らない・・・よね? じゃあ、あれは・・・・あの子が・・・? それから・・・・2人は・・・・ その時、「マジか・・・」 と、晃くんの声がすぐ近くで聞こえてきた。 ・・・・・ああ よかった・・・・ 晃くん・・・・いる・・・ あの女と一緒じゃなかった・・・ そうして、誰かの背中から車に移って、晃くんが隣に座ったのが分かった。 “やっと帰れる”と、 ホッとして車に揺られてていると、また眠くなってきて・・・少しウトウトした。 しばらくして 目を覚ました時、隣の晃くんに 無性に甘えたくなって、わざと肩に頭を乗せた。 ――と、晃くんの体が、ビクリと強ばる。 息を飲んで、苦しそうな吐息も聞こえた。 え・・・・・? 目線を下げると、膝の上の晃くんの両手が ギュウっと握りしめられていて、何かに耐えている・・・・そんな感じがした。 どうしたのかな・・・? え・・・と・・・ 確か 最後に見た晃くんも苦しそうで・・・ ・・・・・・・・ ダメだ・・・・ 頭が回らなくて 考えがまとまらない・・・・ 『遊・・・起きて・・・・・』 晃くんの声がする。 ちゃんと聞こえてるのに、体は動かなくて 必死で声を出そうとしても出なくて・・・ 何度か名前を呼ばれて、やっと返事が出来たと思ったら、晃くんは なぜかタクシーを降りてしまった。 支えられながら「歩ける?」と、聞かれる。 「うん」って頷いたものの、正直、自信はなかった。 でも、自分が思ってるより足が動いてくれて、なんとか晃くんに着いていく事が出来た。 歩くのはゆっくりでも、どこか急いた様子の晃くんに連れて来られた場所・・そこは・・・ ラブホテル・・・だった。

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